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 トー横では、未成年の女の子がSNSで知り合った男性との売春を繰り返す姿がたびたび報じられてきた。なかには女の子が中学1年生のケースもあるといい、SNS上では月に200万円稼いだとお金を見せびらかす投稿さえある。トー横で売春をするキッズが増えすぎて、近くの大久保公園で“立ちんぼ”をする子まで現れたという。

かなり幼く見える少女がスーツケースを持って広場へ来ることも…

「慰謝料を払うか切腹しろ」

 それほどお金が必要な理由は、生活費に加えて“リアコシステム”と呼ばれるものの影響がある。“リアコシステム”とは、女性が気に入った男性に金銭を支払い、男性は女の子の「メンケア」(メンタルケア)をする。リアコとは「リアルに恋している」の略だが、金銭が絡むため男女関係のもつれが大きなトラブルに発展するケースもあるという。前述の30代の歌舞伎町関係者が続ける。

「トー横のAちゃんはリアコのBくんに普段からお金を渡していたのですが、9月のある日他の男の子のCくんと一緒に、たまり場になっている新宿のビジネスホテルで睡眠薬を飲んで寝ていたそうです。そこへリアコのBくんが乗り込んできて『何やってんだ!』とCくんを駐車場に連れていってボコボコにし『カッターで自傷しろ』と強制しました。その後も馬乗りになって殴り『慰謝料を払うか切腹しろ』と迫りました。根性焼きをされ、コンビニに連れていかれて金を下ろすように言われたのですがCくんはなんとか交番に駆け込み、被害届を出してBくんの追及は止んだようです。トー横の治安の悪さを象徴する、危険な事件だと思います」

男女の揉め事でカッターで自傷させられた少年もいる

 記者がトー横を訪れた際も、スーツケースを引いて歩く10代前半にしか見えない家出風の女子と何人もすれ違った。保護者が行方不明者届を出して保護される人が多いというが、トー横に居ついて犯罪に巻き込まれるケースもある。

 “ハウル”がいなくなったトー横で、今も若者たちは傷つき続けているのだ。

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