油汚れにアルカリ性洗剤が有効なワケ
(1)シロッコファンを外す
換気扇の電源を切り、レンジフードを外します。ファンの前についているリング型のカバーもねじをゆるめて外します。さらにシロッコファンの中心にあるつまみをゆるめて外し、ファンを引っ張り出します。
(2)シロッコファンをアルカリ性洗浄液に浸ける
バケツに60℃程度のお湯を入れ、酸性の油汚れを中和させるアルカリ性洗剤を使用量の目安通りに入れて混ぜます。
こびりついた汚れを落とすには、その性質に合わせた洗剤を使い、汚れを中和してゆるめるのがコツ。つまり、酸性とアルカリ性の化学反応によって互いの性質を打ち消し、汚れを中和して落としやすくするのだと、きよきよさんは言います。
アルカリ性洗剤は、お湯に溶けやすい粉末タイプがおすすめです。「キュキュットつけおき粉末」など、ドラッグストアで購入できます。
さらに中性洗剤を少々加えて、シロッコファンを30分~1時間ほどつけ置きします。あらかじめ取り除ける油汚れやホコリは割り箸でこそげ落としてから洗浄液につけるのがポイントです。
なぜ中性洗剤をチョイ足しするのでしょう? きよきよさん曰く、「ファンから溶け出た油汚れがバケツやシロッコファンに再付着するのを防ぐためです」。
(3)換気扇周辺の清掃
シロッコファンをつけ置きしている時間を利用して、シロッコファンの下にたまった油をキッチンペーパーなどですくい取ります。
ゴキブリの温床になることも…
「シロッコファンの下にたまった“油風呂”は、ゴキブリの温床になりやすいところです。毎日料理をするご家庭なら、1~2㎝はたまっていることが多いので、定期的に油を取り除く習慣をつけることをおすすめします」(きよきよさん)
換気扇の外側やレンジフード周辺も拭き掃除します。100円均一でも手に入るアルカリ性洗剤の入った掃除シートを活用すると手軽です。