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「パパ活は、人生のための取材」奥さんにバレた後も“女遊び”を我慢できない《46歳・年収1500万男》の病理

『ルポ パパ活』 #4

2022/12/18
note

 パパ活やってちょっと思ったのは、パパ活より援助交際、風俗の方が健全だということ。僕、パパ活では性行為をマストと考えていないので、食事だけでも楽しいし、セックスしたい子もいれば、しなくてもいいかなって子もいるんですね。別にデートしたいとか、外を一緒に歩きたいとも思わないし、会ってすぐお店行ってご飯食べてって感じなので、恋愛感情なんか生まれるわけがないんです。

写真はイメージです ©iStock.com

 だけど、パパ活ではそれを疑似とか言って、ビジネス恋愛なのに、お金でその疑似恋愛をどうこうしようとする感じが非常に気持ち悪くて。疑似恋愛だけを求めてるならまだしも、結局はセックスするんでしょ、っていうのが、もう気持ち悪い。セックスしたいがためにそういう気持ち悪いモヤモヤしたことをするくらいなら、単純に性行為とお金をトレードする風俗とか援交の方がスッキリして気持ち良いんじゃないかって気がしましたね」

「パパ活のリスクわかってんのか」

 これまでに交際クラブで実際に会ったのは20人程。

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「パパ活女子に対して、最初は偏見がありましたけど、それぞれの人に、それぞれの個性や物語があって、おもしろいとは感じます。街で見かける普通の女性もパパ活をやっているんだなと思ったりして。ただ、最近は何も知らないような普通の女子大生がパパ活業界に入ってきて痛い目にあったりしてるので、それはちょっとかわいそうだなと思います。

 大人あり、大人3とかどんどん染まって行って、知らないうちに動画撮られて、Xビデオで流されて、男はそれで小遣い稼いだりして。2万とか5万とかでパパ活して、そのリスク、本当にわかってるのかと。気を付けろって思います。

 若い子ともそれなりに遊びましたけど、話聞いてると恋愛観がよくわからないんですよね。結構みんな性的にはすぐしちゃうんですけど、付き合ってなかったりするじゃないですか。

 彼氏が本当にいない人もいれば、2極化していて。マッチングアプリをガンガンやって男とハプバーとか行って乱れてるのに3年彼氏いないとか。話してみると純粋なんだけど、そういう子がたくさんいて。なんか不思議な感覚ですよね。

 セックスに関するタブーもなくて、セフレも別にいても良いっていう。ストレスなのか、社会病理的な感じがするんですけど」

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