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検察官「ハッキリさせたかったポイントはどこですか?」

証人「左手に持っている状況です」

検察官「防犯カメラの画像で、サプリメント6個持っているのは分かるんですか?」

証人「ハッキリ分かりません」

 サプリメントを盗んでいる様子が防犯カメラではもちろん2日前の写真でもちゃんと写ってないので、サプリメント6個持っているのを本人ではなく警察官で再現したという話なんですね。盗んだと疑われている人による再現でもなければ、実際の防犯カメラの位置とは違う場所からの撮影という、もはや創作作品のような写真です。

弁護人「この写真、防犯カメラと随分場所が違うんじゃないですか?」

 続いて弁護人からの質問です。

弁護人「この写真、防犯カメラと随分場所が違うんじゃないですか?」

証人「場所じゃなく状況が大事でしたので」

弁護人「状況って、6個の品物を一気に片手で持てるかですよね? 三浦さんに出向いてもらって撮るとか考えなかったですか?」

証人「その時はですね、商品の補充の関係でやってますからねぇ」

 補充のチェックがメインだったようで、警察官というよりコンビニの店員のように思えてきます。

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弁護人「万引きの捜査に関与した事はどれくらいありますか?」

証人「月に3~4件くらいありますけど」

弁護人「本件のように、棚卸しをして商品が足りないので防犯カメラの過去の映像を確認して逮捕に至ったというのはありますか?」

証人「それは……、あの~、こういう……え~、なかなか極めて、少ないですよね」

 かなりのレアパターンであるのはこの警察官も認めるところのようです。

弁護人「防犯カメラ映像では三浦さんは脇に本を挟んでいるんですけど、それって再現しました?」

証人「右脇はあんまり関係ないと言いますか……あの、主に左手ですから」

弁護人「その左手も2日前に撮った写真と違うんですけど」

証人「いろんな写真があるんです……えぇ」

 と、2日前の撮影同様ちょっと適当な印象を受けます。