さらに「璃来ちゃんとなら絶対に自信を持って出場できるので。もう一度、あそこに戻りたい」とリベンジを誓う。
そんな2人の背中を追うのが、今シーズン結成したばかりの“はるすみ”こと、村上・森口組だ。
“二刀流”カップル誕生!全日本で大技に挑戦
新カップルの村上・森口組は、全日本ジュニア選手権で推薦を勝ち取り、全日本への出場を決めた。
2人はともに22日の女子ショートと23日の男子ショートと、シングルでも出場する“二刀流”カップル。
村上はジュニア選手として10月の近畿選手権と西日本選手権で3位と表彰台にのぼり、出場した全日本ジュニア選手権では8位と、個人競技でも実力のある選手。
シニア選手の森口も近畿選手権と西日本選手権で表彰台に立ち、シングルの全日本の切符もつかんだ。
彼らはシングル競技も磨きつつ、今年の夏にはペアの“先輩”たちの元へ。三浦・木原組が拠点とするカナダのリンクに赴き、ともに練習をした。
結成したばかりでもあるため、ペアならではの技は習得途中だけに、精度は安定していない。しかし、シングルでもトップクラスの2人はソロジャンプやスケーティングの質が高く、それが2人にとっての武器でもある。
特にフリーの3回転サルコウ+3回転トゥループ+2回転アクセルの3連続ジャンプは、全日本ジュニアでも成功させている。
この連続ジャンプは、ペアの世界トップチームでも組み込まない、2人ならではの大技だ。
結成1年目にしてジュニアGPファイナルにも出場し4位に輝いた。
シングルでフリーに進出すれば、村上は4日間で4演技、森口は1日2演技を2日間でこなすハードな全日本になりそうだ。