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――そこまで、何か思い詰めるほどのストレスが掛かっていた、ということでしょうか?

杉原 特段、これがショック過ぎてっていう出来事もなくて。グラビアは楽しくてしょうがないジャンルだし、嫌々やっていたというのは、一切なくて。

 ただ、皆さんが30代あたりで通る、これからどうしようか…ってことを悩んでいたくらいだと思うんですけど。グラビアとか、メインの仕事もいつかスパッと無くなるかも…とか、そろそろ結婚もしなきゃとか、いろんなことが重なったんでしょうね。

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 今でも何が原因だったのか。ハッキリわからないです。

©鈴木七絵/文藝春秋

人気グラビアアイドル時代に付き合っていた“彼氏”

――ところでグラビアをやっていて、当時お付き合いされていた方などに嫉妬されたりしませんでしたか?

杉原 一切なかったですね。ん? あったのかな…? 嫌がる人はいなかったような。覚えてないですけど、仕事のことを細かく言う人はいませんでした。

――当時、お付き合いされていた方とのお部屋に、監視カメラがあったと伺っていますが、これは、どのような状況だったのでしょうか…?

杉原 どのような状況…、確かにそう思いますよね! カメラって聞くからびっくりするけど、ペットカメラみたいなものなのかな。

 お付き合いしている人の部屋とか遊びに行くじゃないですか。彼がいないときに、私が部屋でどう過ごしているのか見たいって相手が言って。私がソファーに座ったり、キッチンで洗い物したり、掃除したりっていうのを録画しておいて、彼が一人のときにそれを見て楽しむんだって。変態ですよね(笑)。別に変なことするんじゃないんです。たぶん、好きでいてくれて、気になって、カメラ置いておいてもいい?ってことだったと思う。今だったら許さないですけど(笑)。

――杉原さんも承知の上で、だったのですね?

杉原 そうです、そうです。私も部屋をウロチョロするから、彼の部屋に4つくらいカメラがあったかな。キッチンとリビングと寝室と、ドレッサールームにも置いてあって。自分でも「これ、なんだと思う?」とか、たまにカメラ目線で話しかけたりして。それを、彼が夜に晩酌しながら見てたんじゃないですかね(笑)。

――では、杉原さんの髪の毛を拾って集めていた方がいたそうですが、こちらもお互い公認で?