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「お年玉がない時は手紙を書いて…」子ども10人、孫16人の大家族の母(67)が語る、知られざるお年玉事情

「お年玉がない時は手紙を書いて…」子ども10人、孫16人の大家族の母(67)が語る、知られざるお年玉事情

大家族の年末年始

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 夫が1人で新聞を詰めて配るのは大変だから、子どもたちと家で新聞に広告を挟んで、年が明けた1時ごろからみんなで協力して配り始めます。子どもたちが小学生の頃からずっと手伝ってくれて、それぞれ自転車やバイク、車で一生懸命配達してくれるんです。

新聞に広告を挟む子どもたち (写真=本人提供)

 大体300軒くらいの家に配るので、全て終わるのが朝の5時くらい。それから帰ってきて少し仮眠をとって朝の10時くらいからお正月の集まりがスタートします。

「恒例新聞配達。今回は、次男、四男、五男、七男の4人が夫を手伝ってくれました。午前1時。寒空の中出発です」 (写真=本人提供)

おせちやお餅の消費量は?

――おせちやお餅の消費量はどのくらいでしょうか。

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 普通の家庭の3倍くらいかな。食べ盛りの時はいくらあっても足りなかったので家で餅つきをしたこともありましたが、今はそんなにガツガツ食べることもないので楽です。でも、お米の消費量はすごいですよ。

 おせちは簡単なものしか作らないから普通の家庭の2倍くらいの量です。からあげを数キロ揚げてオードブルみたいな大きなお皿を3つか4つ作って各テーブルに置いています。

今年のお正月に用意したオードブル (写真=本人提供)

 毎年私の母が新年の挨拶をして、それからみんなでお餅を食べたり、おせち料理を食べたりします。あとは孫たちと買い物に行ったり、ダラダラと過ごしたり。

――多い時は20人くらいが一度に集まるということですが、ご飯を食べる時は1つの部屋で入りきるのでしょうか。

 リビングは大きく作ってるので、みんなで集まってもわりと大丈夫なんです。大きなテーブルを2つ繋げると大体20人くらいは座れますね。

新聞配達の準備をする子どもたち (写真=本人提供)

 でも、ぎゅうぎゅうなので、みんなが集まる時は外でBBQをすることも多いです。庭だったらそんなに気にしなくて済むから。お正月だと寒いけど、わいわいやるのは楽しいですよ。