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「お年玉がない時は手紙を書いて…」子ども10人、孫16人の大家族の母(67)が語る、知られざるお年玉事情

「お年玉がない時は手紙を書いて…」子ども10人、孫16人の大家族の母(67)が語る、知られざるお年玉事情

大家族の年末年始

note

総勢16人の孫にあげるお年玉事情

 孫はまだ小さいので少ししかあげていません。合計すると1万円くらいかな? 子どもたちへのお年玉がなくなった分、だいぶ楽になりました。子どもたちが私と夫にお年玉をくれるようにもなったんです。

 ただこの先孫がもっと増えるかもしれないし、孫たちがどんどん大きくなるにつれてお祝いやお年玉も増えていきますよね。でも、あげられる分しかあげられないので、今のうちから“じいじとばあばはあんまりお金がない”アピールをしています(笑)。

食事をする岸家 (写真=本人提供)

 私の母は毎年子どもたち全員にお年玉をあげていたから、母の方が大変だった気もします。母は一律、小学生は3000円、中学生は4000円、高校生は5000円だったかな。10人もいたから結構な額だったと思います。でも、家族が多いと賑やかなので母もイベントはすごく楽しいと言っていますね。

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――家族が多いと出費は膨らむけれど、その分楽しさも倍になるということですか。

 そうなんです。よく「子どもがいっぱいいて何が良かったですか」って聞かれるんですが、今振り返るとイベントをずっと楽しめることだと思うんです。長男と二男だけだったら、クリスマスの催しも小学校高学年くらいで終わっちゃうでしょう。

末っ子の七男を囲むお父さんとお母さん 子どもたちから誕生日プレゼントにもらったTシャツを着ている (写真=本人提供)

 でも、下の子がいると毎年イベントをみんな全力で楽しむことができるんです。上の子が大きくなったら今度は下の子たちを楽しませるためにいろいろと考えてくれるようになって。クリスマスプレゼントとかも今年はどうやってあげたら喜ぶかなって、上の子たちと作戦会議したりして。下の子が大人になったと思ったら、今度は孫たちの番です。

 そうやってずっと繰り返していくから毎年どんどん楽しくなっていくんですよ。人数も増えて賑やかになるし、そういう時に改めて子どもがたくさんいてよかったなって思いますね。

熊本県民テレビが20年以上追い続けてきた岸家のテレビドキュメンタリーを、劇場上映に向け取材・再編集した映画「人生ドライブ」は現在も上映中です。

映画『人生ドライブ』公式HP
https://jinsei-drive.com/

「お年玉がない時は手紙を書いて…」子ども10人、孫16人の大家族の母(67)が語る、知られざるお年玉事情

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