熊本に住む7男3女の大家族・岸さん一家。10人の子どもたちのうち7人は県外に住んでおり、そのうちの5人は結婚し家族と暮らしている。
年末年始はそれぞれの子どもが家族を連れて帰省をするため、多い時は20人以上が1つの家に集まるという岸家。そんな岸家の年末年始の過ごし方やお年玉事情はどんなものなのか。岸家の母・信子さん(67)に詳しく話を聞いた。
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子ども10人、孫16人の年末年始
――岸家の年末年始は毎年どのようなものなのでしょうか。
岸 まずは大掃除から始まります。我が家は普段から当番表を作ってお手伝いをしてもらっていたので、大掃除はその延長で「トイレ掃除」、「窓拭き」、「お風呂掃除」など各項目を書いておいて、早い者勝ちで子どもたちがやりたいものに名前を書くんです。例年窓拭きが大人気で取り合いでした。
掃除したところには丸を書いてお駄賃をあげていたかな。当番表を作ると、子どもたちはゲーム感覚になるのか率先してお手伝いしてくれるんですよ。今は家にいる子どもは3人だけなので、12月の中旬くらいから毎週末少しずつみんなで掃除をして。それで年末までに片付けるようにしています。
――お子さんたちが小さい頃は、冬休みなど学校が長期休みの間はやはり大変でしたか。
岸 子どもたちがすごく小さい時は大変でしたけど、上の子が小学校に入ったあたりから急に楽になるんですよ。下の子たちと遊んでくれたり、ご飯を作ってくれたりして、 親がやることはあんまりないくらい。大家族あるあるだと思うんですけど、小学生になった途端、上の子は戦力になるから長期休みは逆にありがたかったです。
――現在の岸家は子どもたち10人のうち7人が県外にいて、お孫さんが16人もいるんですよね。帰省はどうされているのでしょうか。