私も初めての利用で段取りが分からなかったが、船長さんや他のお客さんに聞いてスムーズに乗船することができた。
乗り込みさえすれば、あとは揺られること20分少々で目的地へ到着した。
烏帽子岩を眺めながら釣り開始!
渡った磯は、姥島の真ん中に位置する「鵜島(うじま)」。烏帽子岩が間近に見えるのはもちろんのこと、西側には富士山、東側には江ノ島があり、北側は夏になると海水浴客でごった返すサザンビーチ。
沖側は足元から水深があり、遠投しなくてもイシダイが狙えると教えてもらい選択した。しかし、渡礁して驚いたのはその磯の低さ。海抜1mにも満たないであろう平磯で、当然波風を遮るものは一切ない。
恐怖を煽るわけではないが、高波一発で相模湾に放り出されてなす術もなく太平洋を漂流することになる。
ライフジャケットの着用は当たり前として、他にもチャランボと呼ばれる磯に立てる荷物掛けがないと、日によっては簡単に荷物が波にさらわれる恐れがある。
事前に調べていたとはいえ、いざ乗ってみると剥き出しの大自然にしばし恐れ入ってしまった。しかし、ベテランの船長が当日の天候を加味して渡船するので、そこは安心して釣りを開始した。
イシダイ釣りを始めるまでにかかった予算10万円
イシダイ釣りといえば、以前に広島県の伝統釣法「かぶせ釣り」を紹介したが、今回は磯から狙うのでイシダイ専用のタックルそして餌を用意した。その意気込みを見てほしい。
タックル(1):
・ロッド:レジェンダー豪腕石鯛500MH(プロマリン) 29,070円
・リール:シーライン 石鯛 40(ダイワ) 29,416円
・石鯛竿受(昌栄) 7,961円
・硬形態 チタンピトン 8,300円
・ハーケン×2 3,000円
合計=77,747円
一式ですでに7万円オーバー……。トラブルが起きた時に予備も欲しいが、同じものを揃えると生活に甚大な影響が及ぶので予備は中古で揃えることに。
タックル(2):
・ロッド:40年前の振出石鯛竿 7,000円
・リール:アンバサダー10000(アブガルシア) 5,000円
・竿受け、ピトン(中古) 5,000円
合計=17,000円