冬にもかかわらず魚影が濃い姥島
イシダイを釣るのは容易くないのは当然だが、同行者が30cmを越えるアカハタを釣ったり、私もカワハギを並行して狙ったところ小型のアカハタ、中型のカサゴが連発して、根魚の豊富さを実感した。
「せっかく来たのだからお土産を」と、獲れ高の第2フェーズに差し掛かったところで、イシダイ竿が弧を描いた。
海面に竿先が到達しそうなほど引き込まれたので、イシダイを確信して合わせるも、無抵抗に上がって来た仕掛けにサザエがわずかに残って返ってきた。
外れたか?
一点気になったのは、仕掛けがもつれて返って来たことだ。何か嫌な予感がする……。
寄港直前にもアタリが! その正体とは…
残り時間も少なくなってきたところで、仕掛けを回収中に魚信反応があった。根がかりしているのだが、その先の仕掛けに魚が付いている様子。
ラインのテンションを張ったり緩めたりしていると、外れてイシダイ竿を曲げる重い何かが浮上してきた。
ウツボ……。イシダイ釣りの定番ゲストだ。
さらに諦めかけたその時、竿先が揺れるような反応を見せた! 寄港間際でこれが最後のチャンスだろう。本アタリに備えて竿を抱える。竿先が引き込まれるアタリは出なかったが、合わせて見ると……。
またしてもウツボ……。夢をありがとう。
烏帽子岩を見つめながら再来を誓う
イシダイのシーズン終盤でもあり、再挑戦は2023年に持ち越された。ベストシーズンは春から秋で、水温が19℃を切る12月いっぱいまで楽しめる。磯の王者イシダイを釣るまで挑戦は続く。
今回紹介した烏帽子岩釣行は、YouTubeの「ぬこまた釣査団チャンネル」でも詳しく紹介しているので、ご視聴&チャンネル登録をよろしくお願いします。
写真=ぬこまた釣査団(大西)
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