彼氏に「子作り」の話を切り出したきっかけ
――そういえばお二人は結婚はしていないのですか?
あやまん 子どもができてから彼に「いつ入籍しようか」と聞いたら、「入籍する必要ある?」と返事が返ってきまして。
――あやまん監督にとっては予想外の反応?
あやまん 「おおお……」って感じでした。子作りの話もそうだったんですけど、それまで結婚について、何となくお互い触れられずにいたんです。それでも漠然と「子どもができたら結婚するよね」くらいに思っていたので、「そう来るか」と。
――相手の方が法律婚を望まない理由はなんだったのでしょう。
あやまん 離婚する先輩をたくさん見てきたらしく、籍を入れなければ離婚もないし、入籍するメリットもない、みたいな感じでした。
私も事実婚と法律婚のメリット・デメリットを改めて調べてみて、「まあどっちでもいいか」となってたんですが、その後彼の考えが変わったみたいで、今年入籍しました。
――入籍前に子作りをはじめたということかと思いますが、きっかけは。
あやまん 不妊治療の助成金の適用リミットが、42歳までに治療を始めることだったんです。それがあってついに子作りのことを切り出した、という感じですね。彼も「できるなら欲しい」ってことだったので、「じゃあやりましょう」と。
――その不妊治療で妊娠できたんですよね。赤ちゃんができたとわかった瞬間、どんな気持ちでしたか。
あやまん 喜びよりも完全に不安が勝ちました。このインタビューもそうなんですけど、高齢というのもあるし、高齢じゃないとしても、無事に産まれてくるかどうかが分からなすぎて……。だから、しゃべっている今も妊娠を手放しで喜べてないんです。
私、もともとA型で生真面目というか、ポジティブというよりネガティブなこともあって気にしすぎてしまうところもありまして。
――取材させていただくときのあやまん監督は、パフォーマンス時とは違ってパリピ感ゼロですよね。
あやまん 違いますね。エロいことを人前で言うのもどうかなと思いながらやっているくらいなので(笑)。
――パートナーの方はパリピな方ですか。
あやまん 大学生くらいのときにあやまんJAPANを見ててくれたらしいですけど、パリピではなかったそうです。
撮影=平松市聖/文藝春秋
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