出演作の多数が無修正の「裏ビデオ」に
「最近は風俗以外に同人AVも始めた。AVはラク、ラクに稼いでいる。ホストの初回に誘ってくれた女の子とずっとつながっていて、今年の初めに『同人AVやれば?』って教えてもらった。同人AVって個人の撮影者のモデルをすることで、ハメ撮りみたいなことをする。今年からどんどん出演している。2~3時間で終わるのですごくラク」
本番5万円 、生中出し10万円で出演している。同人AVとは個人の撮影者がハメ撮りなどを撮影し、FC2などのサイトで動画配信する。女性器や結合部が丸見えの無修正映像があふれていて市場規模はどんどん拡大している。いまは適正AVと呼ばれるアダルトビデオと同程度の規模がある。
FC2はアメリカ基準のプラットホームで、無修正のまま販売するか、わいせつ物に該当しないように陰部や結合部にモザイクを入れて販売するかは撮影者によって方針は異なる。宮下あさ美は個人撮影者の依頼を受けるまま出演しまくるので、出演作の多数が無修正の「裏ビデオ」になっている。
出演した映像が合法か非合法かは、宮下あさ美自身はあまり気にしていなかった。2時間程度の撮影で5万~10万円の出演料は、ソープランドで稼ぐよりラクなので積極的に同人AVに出演している。
家賃と生活費を除いたほぼすべてをホストクラブに
「風俗みたいに何人も接客しなくていいし、短時間で5万円とかもらえる。本当に2時間くらいで撮影は終わる。プロダクションには入ったことはなくて、一人でやっている。ツイッター経由でどんどん個人の撮影者から依頼が来るし、撮影者を紹介してくれる友達もいるし。月20本くらいやっていて、それだけで100万円になる」
無修正のAV出演は「わいせつ電磁的記録媒体頒布罪違反」に該当し、逮捕される可能性がある。さらにAV新法も施行されてアダルトビデオ界隈は大激震となっているが、そのようなことにはいっさい興味がないようだった。
「撮影が終わったあとのこととかよくわからないし、興味ない。どっちでもいい。無修正っていわれても、女の子が捕まるのは見たことがないから大丈夫かなって」
同人AVには常にお金が必要なホス狂いの女の子たちが続々と手を出している。お金を払ってくれる個人撮影者を見つけるのは、主にツイッターが使われる。
アカウントをつくって「#同人モデル #フェチ #個人撮影」などのハッシュタグをつけて発信していれば、個人撮影者から出演依頼のDMが来る。そこで条件が合えば撮影となる。宮下あさ美は本番5万円、生中出し10万円を出演料の基準としている。