文春オンライン

《激辛スクープ》ミシュラン掲載有名店の“3000円カニカレー”の中身は“カニカマ”だった!「ホンモノと間違って発注した…」店側が答えたインド人もビックリな“混入の理由”

「銀座の有名インド料理店でカニのカレーを頼んだら、カニカマが出てきた」

 記者のもとに困惑した友人から連絡があった。

「見た目からして明らかにカニカマだから、変だなと思って店員さんに聞いてみたんだよ。そしたら、『カニです』って自信満々に言うわけ。自分の舌に自信があるわけじゃないから、その場は引き下がったけど、見た目といい味といい、絶対にカニカマだったと思うんだよね」

店頭には「ミシュランガイド東京」のステッカーが

 友人が訪れたインド料理店の名前は、「バンゲラズキッチン」。ミシュランガイド東京でビブグルマンを獲得している人気店だ。南インドの港町・マンガロール地域の料理に特化しており、ホームページには「日本では珍しい“マンガロール料理店”として、食通達の間で瞬く間に話題沸騰中!」との記載がある。確かに、グルメサイト「食べログ」やGoogleの口コミでも評価はすこぶる高い。

 ミシュランからお褒めをあずかるような一流店が、本物のカニの代わりにカニカマを使うようなことなどあるのだろうか――。真相を探るべく、記者は銀座のバンゲラズキッチンへ向かった。

疑惑の「バンゲラズキッチン」

 1月19日午後5時ごろ、ディナー営業の開始時間に合わせて銀座に降り立った。JR有楽町駅から徒歩数分に位置する商業ビルの2階に、その店はあった。飲食店が立ち並ぶフロアの中でも、濃い赤紫色の店構えがひときわ高級感を醸し出している。入り口には「ミシュランガイド東京」に掲載されたことをアピールするステッカーが3枚、目立つ位置に貼ってあった。

ミシュラン、ミシュラン、ミシュラン、食べログ

 マンガロール料理は、港町ならではの新鮮な魚介類を調理しているのが特徴だという。店のメニューには、土窯で焼き上げるタンドール料理などなじみのある品々のほか、日本国内のインド料理店では珍しいシーフード料理がいくつも並んでいた。メニューとは別にその日おすすめの鮮魚が書かれた黒板には、「Kani 200g」との記載があった。1皿3000円。これが友人の頼んだ「カニのカレー」だろうか。

200gのカニ肉入りカレーの真の姿とは

 念のため、本物のカニが200g入っているのか店員に聞いてみたが、「間違いない」とのことだった。ほどなくして、注文したカニのカレーが運ばれてきた。スパイスの香りや見た目は、想像していたインドカレーと変わりない。スプーンでカレーをすくってみると、中から約15cm×約3cmの赤い物体がごろごろと現れた。その物体は計4本あり、いずれも同じような長方形に近い形をしている。

一見、おいしそうなインドカレーだが…

 これはカニカマではないか――。記者はカニの、ましてやカニカマの専門家ではないが、直感が目の前の4つの長方形をカニカマだと告げていた。しかし、世の中にはまだ自分の知らない姿かたちをしたカニもいるのかもしれない。独り合点の前に、店長だという男性に声をかけた。

――文春オンラインです。これはカニではなく、カニカマだと思うのですが……。