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脈々と受け継がれる「空耳イズム」

――イズムが継承されているんですね。「いつか有田さんの尻で空耳を撮ってやる」みたいな志を持つ若いスタッフがいるんだろうなぁ。

有田 マジでそうなんですよ。だから、ほんとに恐縮なんですけど、空耳のADさんの最初の仕事の一つが、僕のお尻周りをチェックするという……ほんとに申し訳ない! 

©文藝春秋

――お尻チェックが伝統になっている、と。なぜ空耳は面白いのか……有田さんのお話を聞いて納得しました。

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有田 十数年、毎週、隔週、はっち(ゴーゴー!!)さんや野田(美弘)さんに会うみたいな感じでやってきた番組なので、ライフワークのような存在ですよね。ですから、いろんな事情があるとは思うんですけど、かかわり続けたいです。

 空耳って、外タレさんの曲の許可がどうしても難しいから、DVD化も難しい。脳裏に焼き付けるしかないコンテンツなんです。僕も、ハウフルス(『タモリ倶楽部』に携わる映像制作会社)さんに怒られない程度に、可能な範囲で空耳の面白さを伝えていければなって思っています。

写真撮影=橋本篤/文藝春秋

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