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「ヤベの子どもをボロボロ産みやがって!」継父の凄惨な家庭内暴力、極貧、そして中学校で言われた「矢部菌」…矢部美穂(45)が水着で輝くまでの“壮絶半生”

矢部美穂インタビュー#1

2023/02/18

genre : エンタメ, 芸能

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――SMAPで一番好きなメンバーはどなたでしたか?

矢部 好きすぎて、全員1周したんですが、はじめは中居さんから始まって、木村さんと全員回って。部屋中にSMAPのブロマイド貼って、当時、『明星』っていう雑誌があったじゃないですか。雑誌の写真を切り抜いて、全部壁に貼ってました。茶碗も箸も全部SMAP。なんか助けてもらっている気がして。好きなものを見ていると、その瞬間は忘れられたのかもしれませんね。

――中学を卒業と同時に芸能界に入りましたが、何かきっかけがありましたか?

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矢部 いじめている人たちを見返したいのと、早く実家を出て、東京に行きたかったんです。たぶん、小学生……、中学生になってから、雑誌でオーディション募集のページを見つけて、自分で応募したのかな。

中学の先生に言われた「矢部の性格じゃ、芸能界は無理だと思うよ」

――高校に行くことは考えましたか?

矢部 中学3年生のとき、担任の先生と進路相談の話になったとき、私、勉強できなかったから、定時制の高校すら無理だって言われたんですよ、先生に。「でも、私……、今頑張ってオーディションを一生懸命受けてて……、芸能界に行きたいので……」ってボソボソ言ったんです。そしたら、「いやいやいや、私教員生活長いけど、生徒に芸能人になった子もいないし、矢部の性格じゃ、芸能界は無理だと思うよ。夢を見るのもいいけど、働き口も探した方がいいよ」って、先生にはっきり断言されて。

 まぁ、そうだと思いますよ。それくらい、私が芸能界に入るとか、東京に行ってデビューするとか、ありえないようなことだったんですよ。100人いたら、100人無理っていうレベルの子。いつも暗くて、うつむいて。そりゃあ先生も無理って言うよなって、今なら思います。

――最終的には、中学3年生のときに雑誌『Momoco』の『New MOMOCO CLUB』のグランプリを受賞されました。

矢部 約1万2000人の中でグランプリをとって、芸能界に入ることが決まり、東京に行くことになりました。ただ、結果が出るまで、審査員の人達が揉めてるのが分かりましたけど(笑)。「審査に時間が掛かっているので、しばしお待ちください」って、アナウンスが流れてました。

デビュー直後の矢部美穂(左)「コスプレ戦士キューティナイト」より(本人提供)

――オーディションに受かってから、周りの反応も変わりましたか?

矢部 急に変わりました……! 同じクラスの人達は、もちろん私のことを知っていましたが、他のクラスから「矢部美穂」って誰?って、覗きにきてましたよ。たぶん、『Momoco』の雑誌に名前が出たのかな。周りでオーディションを受けるのが流行ったらしいです(笑)。

 それに、私もオーディションに受かって少し自信がついたのか。急にモテました。イジメは続いたけど、今までのイジメと質が違うというか、嫉妬も入ったイジメに変わったと思います。(#2に続く)

撮影=山元茂樹/文藝春秋

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