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到着を出迎えたゼレンスキーと固い握手を交わした

午前8時半(日本時間午後3時半)にはバイデン大統領はゼレンスキー大統領が待つ大統領府に到着。バイデン氏は青いスーツに、ウクライナカラーである青と黄色のストライプのネクタイを身に着つけていた。ゼレンスキー大統領はバイデン大統領の手を握りしめ「訪問頂きありがとうございます」と出迎え、バイデン大統領はゼレンスキー氏の子ども達のことなどを気遣いながら「お会いできて驚いています」と話した。

バイデン氏はウクライナカラーのネクタイを着用

1年前の開戦日に両首脳が電話で交わした言葉

会談でゼレンスキー氏は「今日はバイデン大統領をお迎えしています。私たちはこれを誇りに思っています」と述べた上で、ロシアの軍事侵攻以来続いているアメリカの支援に感謝を示した。

首脳会談でバイデン氏は「この日にここにいることが重要だと思った」と思いを吐露

一方で、バイデン氏は「ロシアの攻撃が始まった日に、アメリカ大統領がここにいることが重要だと思った」述べた上で「私は国家の独立、主権、領土の保全に対する揺るぎない支持を示すためにここにいます」と強調した。

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共同記者会見

その後、午前10時49分(日本時間午後5時49分)からは共同記者会見も行われた。

ゼレンスキー氏は「2023年が勝利の年となることを望んでいる。この歴史的な戦いで民主主義世界が勝利するよう、可能な限りのことをし続けなければならない」と強調し、「ウクライナとアメリカの関係の歴史の中で、本当に最も重要な訪問だ」と語り、2022年2月24日の開戦日の夜に、最初の通話が行われたことも明らかにした。

バイデン大統領は会見で「アメリカはウクライナとともに立つ」と支援の継続を強調

これに対してバイデン氏はこう続けた「私たちが電話で話したのは、1年前の今週でした。ロシアの航空機が空中を飛び交い、戦車が国境を越えていた。あなたは私に言った背後で爆発が聞こえると。それは忘れられない。そして、世界は変わろうとしていた」バイデン氏はその時の電話で「私に何かできることはありますか?」と聞き、ゼレンスキー氏が「世界の指導者たちを集め、ウクライナを支援してくれるよう頼んでほしい」と答えたことも明らかにした。