名門・ハーバード大卒という異色の経歴のお笑いタレント、パックンことパトリック・ハーランさん(52)。情報番組のコメンテーターや大学講師、舞台などマルチに活躍するパックンさんだが、実は「芸人一の倹約家」だという。近著『無理なく貯めて賢く増やす パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)では、投資歴25年以上のベテラン投資家でもある彼の「パックン式・今日から始められる節約術や投資法」が綴られている。

 ここでは、同書より一部を抜粋。「手堅く無理なく増やすパックン式投資法」を紹介する。(全4回の3回目/4回目に続く)

パトリック・ハーランさん(52) ©杉山秀樹/文藝春秋

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インデックスファンドが最強

 投資信託には、「株式」「債券」「不動産」などのタイプがあると説明しました。

 また、「国内型」や「海外型」という分け方もあります。

 このほかに、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」という2つに分ける考え方もあるので、覚えておきましょう。

 インデックスファンドは、株式市場の平均的なリターンを目指すもの。

 みんなも「日経平均株価」「TOPIX」「ダウ」などの言葉を聞いたことがあると思うけど、ああいった株価指数に連動するように設計されている投資信託がインデックスファンドです。

 

国別の分散も簡単に可能

 たとえば、「日経平均株価」は、日本経済新聞社が選んだ日本の上場企業225社の株価に基づき算出されています。だから、日経平均株価に連動するインデックスファンドを買えば、その225社に分散投資をしていることになります。

 そして、日経平均が上がったり下がったりすると、このインデックスファンドの価格も連動して上下するというわけ。