名門・ハーバード大卒という異色の経歴のお笑いタレント、パックンことパトリック・ハーランさん(52)。情報番組のコメンテーターや大学講師、舞台などマルチに活躍するパックンさんだが、実は「芸人一の倹約家」だという。近著『無理なく貯めて賢く増やす パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)では、投資歴25年以上のベテラン投資家でもある彼の「パックン式・今日から始められる節約術や投資法」が綴られている。
ここでは、同書より一部を抜粋。「手堅く無理なく増やすパックン式投資法」を紹介する。(全4回の4回目/3回目から続く)
世界トップのグローバルカンパニーに投資できる
これまでの話を聞いて、「すぐにでもインデックスファンドに投資をしたい!」と思っている、そこのあなた!
その行動力は素晴らしいですが、もう少しだけ話を聞いてください!
インデックスファンドを選んだ時点で、すでにかなり正しい投資の選択をしています。
でも、インデックスファンドにも商品はいろいろあります。
先ほど紹介したように、日経平均株価に連動するものもあれば、海外の株価指数に連動するものもあります。あるいは、債券型のインデックスファンドやREITなども。
もう早く教えてほしいよね。その中から、僕が正解だと思う商品を言っちゃいます。
僕が一番おすすめするのは、「S&P500」という株価指数に連動するインデックスファンドです。
僕だけではなく、多くの投資家も、S&P500を勧めています。
「投資の神様」もS&P500を評価
ちなみに、「S&P500」は、アメリカの企業500社によって構成されています。
すごいのがその顔ぶれ。たとえば、次に挙げる企業は、S&P500の構成銘柄の一部なんだけど、みんなも社名を一度は聞いたことがあるんじゃない?
・アップル
・マイクロソフト
・アマゾン・ドット・コム
・テスラ
・ジョンソン&ジョンソン
そういえば、「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットさんも、S&P500を評価しています。
バフェットさんが妻に「遺産の90%をS&P500に投資するように」と遺言を遺していることが明らかになり、大変話題になりました。
バフェットさんは優良企業に投資をすることで知られています。
彼は、優良企業の条件を「お堀(economic moat)がある」と表現していました。