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「スポンサーである『西川』のマットレスに加え、頭の形や肩幅を採寸して作ったオーダーメードの枕を愛用。遠征にも持ち歩き、移動中はほぼ寝ているそうです。そのおかげか、シーズン序盤の20連戦でタフな移動が続いたのに、疲れた様子はまったくありませんでした」(前出・小谷氏)

本業以外の年収は、MLB選手最高額か

 そうした日々のルーティンが今の活躍を生み、高額年俸へとつながる。10月2日、エンゼルスは大谷との来シーズンの契約合意を発表。新年俸は単年で3000万ドル、日本円にして約43億4000万円で、現在の550万ドルの5倍以上に跳ね上がった。大谷の代理人は契約について「ふさわしい」と短い言葉でコメント。笹田氏が解説する。

「二刀流選手の年俸は前例がありません。ただ、各球団で6年目を迎える主力野手と主力ピッチャーが年俸1500万ドルとして、それらを足して3000万ドルという考え方はあると思います」

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後半戦はチームバッティングも目立つ

 大谷は今オフ、年俸調停の権利を有していたが、それを行使しなかった。合意の裏には、球団と大谷の代理人の思惑が見え隠れする。

「シーズン中の異例ともいえる契約合意は、現在進行するエンゼルスの身売り話とも関係しています。今のオーナーにとっては大谷の給料がいくらになろうが、次のオーナーはそれを含んで買うので関係ない。新オーナーの意向次第で、今オフにも強豪球団への電撃トレードの可能性も十分にあります」(スポーツ紙デスク)

 

 米経済誌「フォーブス」の推計では、今年の大谷の本業以外の収入は、MLB選手最高額となる約2000万ドルに上る。