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「今度こそ死ぬんじゃないかな」ハリセン1本で“野生のクマ”と戦ったことも…松村邦洋(55)が今だから明かした『電波少年』のキツ~い思い出

松村邦洋インタビュー #2

2023/04/01

genre : エンタメ, 芸能

note

――文字通り、芸は身を助く。名だたる政治家にアポ無し直撃をするのも、名物コーナーでした。

松村 アメリカのジミー・カーター元大統領はまさかの自転車に乗っているところを発見して、握手してもらいました。マンデラさんも会えましたね。

――1994年、就任したばかりの南アフリカ共和国ネルソン・マンデラ大統領に対し、直接お祝いの言葉を伝えに行くという企画でした。

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伝説的指導者の故ネルソン・マンデラ氏 ©getty

松村 あちこちたどって、最終的に専用機のそばで何時間も出待ちしました。にわかに騒がしくなったと思ったら、1台の車から大統領が降りて来たんです! そして僕を見つけてくると、なんと手を差し出してくれました。

「(来てくれて)ありがとう」とお礼までしてくれて……。もちろん何かあってはいけないということで、護衛の人たちからは、常に銃を突きつけられていましたけどね。

ハリセン1本で「野生のクマ」と真っ向勝負

――「海外動物対決シリーズ」では、ハリセン1本で獰猛な動物と対峙していました。

松村 ロッキー山脈のクマと戦ったこともありましたね……。雪山のなか野生のクマに追いかけられ、吠えられたときには本当に「殺されるな」と思いました。

 コモドドラゴンと戦ったときもキツかったですね。スタッフは僕を「行け!行け!」ってけしかけるんだけど、相当な身の危険が……。

――恐竜の生き残りともいわれる、世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」と闘うため、インドネシアのコモド諸島へ行った回ですね。

松村 「コモドドラゴンがこう来たら、こう行け」とシミュレーションされても、そんな期待通り動くわけじゃないですから(笑)。しかも「行け!」と言っておいて、本当に危なくなったら「戻れバカヤロー!」と怒鳴ってくる。「行け!」「戻れ!」と怒号が飛び交って……みんな必死でした。

――どれも今ではあり得ないような企画ばかり。どんな時も果敢に挑んでいましたが、怖くありませんでしたか?

松村 怖いといえば怖いけど、無我夢中でした。もう本当にそれだけでしたね。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

松村邦洋 今度は「どうする家康」を語る

松村邦洋 今度は「どうする家康」を語る

松村 邦洋

プレジデント社

2022年12月9日 発売

「今度こそ死ぬんじゃないかな」ハリセン1本で“野生のクマ”と戦ったことも…松村邦洋(55)が今だから明かした『電波少年』のキツ~い思い出

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