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今はとにかくアナウンサーの仕事が大好き

——最後に、これからやっていきたいことを教えてください。

宇賀 あまり先のことを考えず、「今を生きている」感じです。ずっとそうやって歳を重ねていけたらいいですね。とりあえず来年度はフリーランス5年目になるので、毎月最終週は1週間休んで、旅に出たり、じっくり今後のことを考える時間に充てたいと思っています。

 これからずっとフリーランスでいるのもいいし、海外に住んでみるのもいい。将来的にはもう一度会社員をやってみてもいいし、アルバイトもしてみたいんですよ。常に「働き方改革」を続けるのも面白そうです。

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 でも今は、とにかくアナウンサーの仕事が大好き。レギュラー番組の仕事をいただいているうちは、アナウンサーとして精一杯頑張ろうと思っています。どの道に転んでも楽しくなりそうだなってワクワクしていますね。 

 

「ヒロイン思考」で人生が好転

——すごくポジティブで素敵です。

宇賀 私は小学生の頃からずっと、「ヒロイン思考」で生きることを大切にしていて。

——「ヒロイン思考」ですか。

宇賀 小学生の頃、色々と思い悩んで自分のことが大嫌いだった時期があって。でも結局、自分を変えられるのは自分しかいない。そこで私なりに編み出したのが「ヒロイン思考」で生きることでした。

 物語の中でいつも愛されるヒロインの思考を自分にインストールして実践すれば、自分を変えていけると思ったんです。

「こんな時、ヒロインだったらどうするだろう」と考えて行動する癖をつけるうち、自然と前向きな思考に変わって、人生が好転していきました。運命を動かすためには、時々、普通はやらないような少し思い切った行動をしてみる。これまでもそうやって人生を切り拓いてきた気がします。だからこれからも「ヒロイン思考」を忘れず、自分らしい人生を歩んでいきたいですね。 

 

撮影=山元茂樹/文藝春秋