WBCで大活躍したエンゼルス大谷翔平がこれから立ち向かう大きな壁

　WBCではMVPを獲得した大谷翔平さんの活躍、凄かったですね。

　その大谷翔平さんが、3月31日に所属するMLBロサンゼルス・エンゼルスの開幕投手として先発することが発表されました。この記事が掲載されるころにはもう完封かなにかしてるんじゃないかなと思いますが、その大谷さんの相手は、MLB屈指の貧乏球団、俺たちのオークランド・アスレチックスです。皆さん知ってます？　アスレチックス。

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開幕投手に「誰やこいつ」の声が殺到

　最近、阪神ではいまひとつパッとしなかった藤浪晋太郎さんがなぜかアスレチックスに移籍して、よく分からないけどとりあえず4億円という謎契約で先発ローテーション入りしそうだという、あそこです。藤浪でいけるんだから、みんなアスレチックス入れるんじゃないかって勢い。みんな、アスレチックス来いよ。

　そのアスレチックス、昔は強かったのにいまは最下位待ったなしで、緑色のユニフォームのお荷物球団といわれると、どうしても往年の名門・南海ホークスを思い出してしまいます。そういえば南海最終年に打棒や乱闘で活躍したトニー・バナザードさんもアスレチックス製です。そして今回、大谷さんに対抗する開幕投手としてオークランドが発表したのは左腕のカイル・マラーさんです。

　……誰？

　発表後、アスレチックスファンだけでなく、MLB各方面から「誰やこいつ」「どちら様ですか」という疑問が殺到してしまいます。ほんと誰だよおまえ。長年アスレチックスを応援してきた私としても、最初見たとき「誰だっけ」と思ったぐらいです。

今年の打線もなかなかヤバい

　それもそのはず、このマラー、去年にアスレチックスの正捕手だったマーフィーを目玉とする三角トレードでアトランタ・ブレーブスからやってきたばかりの25歳。