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WBCで大活躍したエンゼルス大谷翔平がこれから立ち向かう大きな壁

2023/03/31
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 そして、去年の登板成績は3回先発して1勝1敗、防御率8.03。

 開幕投手を任されるんだから、さぞかしオープン戦では活躍したんだろうと思ったら、5試合投げて1勝3敗、防御率6.50。

 いやー、どうなってるんですかね。もちろん好投祈願しますけれども……。これなら藤浪で良かったんじゃないかと思うぐらいですが、今年のアスレチックスは打線もなかなかヤバいです。

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金満メジャーリーグと言われつつも

 何といっても、今シーズン4番候補筆頭のブレント・ルーカー。まあ確かにパワーはありそうな、しかし28歳でそろそろブレイクしないとキャリア的にヤバそうな状態で、昨年マイナーリーグでは出塁率.395に28本塁打、OPS1.044。ですが、MLBでの打撃成績は16試合に出場して打率.125、ホームラン0本。モノ売るってレベルじゃねーぞ。

 昨年からまあまあ活躍していたのは、ラウレアーノとトニー・ケンプ、ランゲリアーズ、セス・ブラウン、ニック・アレンぐらいでしょうか。このうちランゲリアーズは去年トレードでやってきた選手、アレンは2年目、ラウレアーノとケンプ、ブラウンは去年の「オークランド選手一掃セール」で引き取り手がなかったものの、来年はたぶん契約されずに別の球団に行くだろという雰囲気を感じる選手たちです。ケンプとか見てて面白いから残してほしいんですけど、おそらくみんな、いなくなる。

 そして、オープン戦でもまあまあ使われて、守備のうまさからセンターの定位置獲得と思われた逸材のクリスチャン・パチェ、開幕戦前日に「放出」のニュースが入ってきました。えええええ。明日開幕っすよ? 若手有望株ですよ? このタイミングでトレードに出すかね、普通。

 カネが、ないんですよね。金満メジャーリーグと言われつつ、藤浪に4億円払うって点ではパ・リーグよりリッチではあるものの、売り物になりそうな選手は全部放出するんです。

ニューヨーク・ヤンキースに主力選手を奪われ続け…

 ヤバイ。言葉にできないぐらい、今年のオークランドはヤバイ。藤浪とか何も気にせずローテーション残れちゃうレベル。とりあえず、それっぽいやつらを連れてきて試合に出していれば、そのうち何人かは化けて売り物になるだろう、そうしたらまた他球団にトレードで出して将来有望な若手が取れればそれでいいやというのがオークランドの野球なのであります。

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