B級品ばかりが売っている巨大ビル「ラオ三江国際商貿城」に行くと…
中心にそびえるのは「ラオ三江国際商貿城(Lao San Jiang Market)」という巨大ビル。そこは以前、フランス空軍の駐留地だったそうで、今はラオス政府から50年間のコンセッションを受けているといいます。
ラオ三江国際商貿城は、電化製品やおもちゃ、アパレル製品など様々な商品を扱う店が集まったよろず市場で、これもまた中国と全く変わらない雰囲気に驚かされます。
各店舗で商品を売るのはラオス人だけど、オーナーはみな中国人で、中国の様々な商品を東南アジアで売る拠点となっています。各店舗に並べられているのは、ブランドなきB級品ばかり。B級品好きにはたまらない、いつまでも見られる場所なんですね。
上階には、中国にもあった闇カジノじみたゲームセンターと、普通のゲームセンターがありました。日中に行ったのが災いしたのか、まだ利用者はおらず、店員がだらだらとゲームに興じ、ゲーム筐体から流れる大音量の音楽がホールに響いていました。ああ、それすらもガチ中国。愛おしい。
巨大なラオ三江国際商貿城の外側には、別のマーケットや中国の食堂・売店、ホテル、中国人向けのビザ代行事務所などが点在しています。日本のガチ中華は中国東北地方の料理が多いのですが、ラオスの場合、雲南省や四川省など西南地方の料理も結構あるのが特徴です。
ただし、個人向けの店よりも、3〜4人以上で円卓を囲む会食向けの店が多いのが悩ましいところ。ちなみに値段は、中国本国と比べても結構お高めなのでご注意を。
「ラオ三江国際商貿城」周辺の治安は良好
ビエンチャンのラオ三江国際商貿城あたりの治安は良好です。事件らしい事件がないんですね。ラオスはガッチガチの情報統制をするような国ではないですし、何か事件があれば中国で報道されます。
カンボジアの「シアヌークビル」やミャンマーの「KK園区」、ラオスの国境地帯とかでは、スマホを奪われ身ぐるみはがされ、小部屋に何人も詰め込まれる“リアルウシジマくんの世界”が中国のコンテンツからでも確認できます。
中国人の「ギャンブル」「詐欺」産業が集中するカンボジアのシアヌークビルに潜入した
https://bunshun.jp/articles/-/16196
でもビエンチャンに関してはない。