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異動先の上司が「お前って胸大きいよね」

「2022年11月24日のことです。異動して直属の上司となったZ氏と1対1のオンラインミーティングをしていたのですが、そこでいきなり『お前って胸大きいよね』と体形に言及してきたんです。あまりにも突然のことで驚いて、『昔からよく言われます』とその時は笑って受け流しました。

 その後もZ氏は『旦那さんがうらやましい』とか『その巨乳で癒してほしい』などと言ってきました。本当に気持ち悪かったですが、直属の上司だったのもあり、笑ってごまかすしかありませんでした」

クラシアン元従業員のA子さんとB子さん(右) ©文藝春秋

 B子さんがあたかも「身体を使って仕事をうまくやっている」かのような言葉をZ氏から向けられたこともあったという。

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「Z氏は『俺に巨乳アピールしていいよ』とか、『その巨乳があれば事業部長とかも言うこと聞いてくれるよ。イチコロだよ』といった発言を繰り返すようになりました。私は仕事をしているだけなのに、なんで性的なことを言われなければならなかったのか……」

 この頃のB子さんのTwitterにはこう綴られている。

〈さらし巻いて仕事するしかねえ〉

〈さらし巻いて仕事するしかねえ〉

 

〈もうずっと体のラインわからんダボダボの服着ててもこれなら切除手術したいわまじで〉

 

〈巨乳いじりしてくる上司がホンマにむりなんやが。セクハラやぞ〉

 

〈「もっと乳を強調しろ」「その乳あればみんなイチコロ」とかほざいてくる〉

B子さんの当時のツイート

 B子さんは会社の対応やZ氏からのセクハラ発言に耐え兼ね、可能な時は音声を録っていたという。そのなかには昨年12月、ある女性社員にセクハラについて相談をしたときの音声もあった。

 そこには、〈忙しいときとか、なんか「飲みに行こうよ」みたいな感じから始まり、「俺に巨乳アピールしてよ、癒されるから俺が」みたいな感じの〉ことをZ氏から頻繁に投げかけられると明かしており、当時から思い悩んでいたことがうかがえる。

 B子さんは吐き気や下痢が続いたり睡眠薬を一気飲みしたりと、健康面で不安定な状態に陥り、心療内科に通うようになった。医師の助言を受け、セクハラ被害についてZ氏の上司に訴えることにしたという。だが、そこでB子さんはZ氏の上司からこんな言葉を投げかけられたという。