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帰郷した落ち目の元ポルノ俳優が、17歳の少女に夢中になって…“自信まんまん男”とアメリカ社会を描く 「レッド・ロケット」を採点!

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〈あらすじ〉

 大統領選に揺れる2016年のアメリカ、テキサス州。元ポルノスターのマイキー・セイバー(サイモン・レックス)が、17年ぶりに故郷のテキサスシティに帰ってきた。別居中の妻レクシー(ブリー・エルロッド)とその母リルに嫌がられながらも、週200ドルの家賃を払うことを条件に、彼女たちの家に転がり込む。仕事もなく、マリファナを売りさばいて糊口を凌いでいたある日、マイキーは、ドーナツ店で働く17歳の少女ストロベリー(スザンナ・サン)に、ひと目で夢中になる。再起を夢見る彼がとった手段とは……。

〈解説〉

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』のショーン・ベイカー監督・脚本作。自己中心的な男を主人公に、アメリカ社会の片隅に生きる人々を描く。130分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★陽光のもと、自信まんまん男のバカ話。女は皆、ちゃっかり賢く自分を守る。おばあちゃんや犬の描写も楽しい。笑った。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★★セックスだけはマメなずぼら男に笑う。惨事も幸福も巧みにかわし、実写に徹する姿勢が見事。題名は「犬の男根」の俗称。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆ろくでもない男の頑張る姿を楽しめれば頓珍漢な必死さに☆一つ追加。若い女の魅力を眩しく仰ぐ眼差しにはつい共感。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★★このユルさがたまらん。ポリコレ棒で叩かれがちな層の激安なリアルを繊細に掬い取る。ベイカー監督の目はいつも貴重。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★★中年ポルノスタアとピンクのキラキラドーナツの夢と共に、妥協や侮辱ではない人生の裏側を覗く。今後も期待大の監督。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2021 RED ROCKET PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

INFORMATION

『レッド・ロケット』(米)
4月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国公開
https://www.transformer.co.jp/m/redrocket/

帰郷した落ち目の元ポルノ俳優が、17歳の少女に夢中になって…“自信まんまん男”とアメリカ社会を描く 「レッド・ロケット」を採点!

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