ツイッターを覗いてみると、そこからは、映画を観たファンたちの熱狂が伝わってくる。登場するキャラクターに扮したコスプレ写真やファンがつくった漫画も投稿されている。
「スーパーマリオの映画は評判通りに素晴らしい。面白かった!」
「先週初めてスーパーマリオの映画を観た日は、決して忘れられない日になりそうだ」
「メチャ、良かった。ノスタルジックだし、たくさん笑っちゃったよ」
「完璧! どこまでも楽しめた」
大絶賛の声が続く。
「(1993年版の映画と比較して)スーパーマリオの映画はこうあるべきだよ」と言い切る声もある。実際、映画ファン専門サイト「ザ・ムービー・ナード」は「この映画の一番良いところは、スーパーマリオのゲームをリスペクトしているところだ。この映画はマリオファンのためにある映画だ。キャラクターもマッシュルーム・キングダムもマリオ・カートもゲームそのままだ」と映画がゲームに忠実に制作されている点を評価している。
米主要メディアも「誰かがビデオゲームをしているのをそばで見ているような感覚に陥る」(サンフランシスコ・クロニクル紙)、「ゲームをしているような速いペースのアクションが展開されている」(ハリウッド・レポーター)と映画がゲームそのものを再現していると述べている。
一方で批判的な声も上がり始めている
ストーリーも、ゲームのように至ってシンプルだ。マリオと弟ルイージはブルックリンで配管工事の仕事を始めたが、2人はキノコ王国に入り込み、ルイージはクッパに捉えられてしまったため、マリオはピーチ姫やキノピオとルイージを救いに行くというプロットだ。ライブ・アクション化されたりストーリーが複雑化されたりせずに、オリジナルのビデオゲームのイメージが損なわれていないところが、スーパーマリオファンの心を捉えているようだ。