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店で芸能人を探しては「木下さんが払われました」ばかりやっていたが、高級車もロレックスも売り払うハメに TKO木下&木本が語る芸能界「天国からの転落」

TKOインタビュー #1

source : 週刊文春

genre : エンタメ, 芸能

note

木下 いやそれでも、世間一般から考えたら。

木本 そうやな。本当に全盛期は多い時に月300万、400万とかいって、「やった~」ってレベルですね。番組のギャラとか広告出演が重なれば収入が一気に入ってくることもあった。もちろんすごい額ですけど、税金で取られますし……。まあ年収5000万超えるってことはなかなか難しいくらいといいますか。はい。

「お先に木下さんが払われてましたよ」ばかりやってた

――それは生活も派手になりますよね。木下さんはONE OK ROCKのTAKAさんとか、俳優の綾野剛さんらと交流もされていました。ガーシー元参院議員との交流もあったそうですが……。お金の使い道は?

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木下 自分はドラマの仕事もいただいていて、俳優さんたちと打ち上げで食べたり飲んだりが日常になってました。傍から見たら「図に乗ってる」ですが、当時は自分もそういう環境だったんで。

 お金はあったのでね。いっとき、いろんなお店にご飯食べ行ったら、誰か芸人か芸能人おらんかなぁって探し回ってました。「お先に木下さんが払われてましたよ」がやりたかったんで、そればかりやってた。一回「品川庄司の品川祐さんがいます」とお店の方に言われたときに、「払います~」言うたら会計が20万円くらいでさすがに高かったんで、「ドリンク代だけ払います~」という時もありましたけどね(笑)。

©松本輝一/文藝春秋

タワマンから夜景を見渡して満足していた

木本 お金の使い方なんてわからなくて、入ってきたら使っちゃうんですよ。とりあえずみんなで飯食おうぜ、買いたいもの買おうぜとか。

 僕も正月には沖縄旅行に後輩20人くらいをオゴリで連れて行ったりとか、調子乗ってたんやな~って思います。安田大サーカスの団長安田とか連れて行って。ええかっこしたかった。今考えると、自分の身の丈に合ったことやったのか?って。

 趣味で欲しかったものも持ちましたね。ロレックスとかの高級時計とか、高い服とか。車もポルシェやジープに乗ってました。今は、それぞれ数百万とかで売り払いました。

木下 ほんとにピークって意味では、僕の場合はタワーマンションにも住んでました。

 憧れの東京の夜景を見渡して。「ああ、この街じゅうの人たちがみんな僕のことを知ってくれてるのかな~。今日も頑張ったわ」とか満足してましたね。浮かれてました。

店で芸能人を探しては「木下さんが払われました」ばかりやっていたが、高級車もロレックスも売り払うハメに TKO木下&木本が語る芸能界「天国からの転落」

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