「Amazon派」か「Google派」かで選ぶのもひとつの方法?
最後に、その他の付加価値についても触れておきましょう。Fire TV Stickは、オンラインフォトサービス「Amazonフォト」に保存されている写真をクラウドから直接読み込み、テレビ画面上でスライドショー表示できる機能があります。一方のChromecastも、写真共有サービス「Googleフォト」で同じことができます。
このあたりは、自社サービスを使っているユーザへの特典として提供されているため、Fire TV StickであればAmazonの、ChromecastであればGoogleの、サービスや製品を使っているユーザほど、お得に感じられるでしょう。動画配信サービスの検索方法やミラーリング対応の違いはいったん無視して、自分が「Amazon派」なのか「Google派」なのかで買う製品を決めるのも、一つの解決策と言えるかもしれません。
そんなFire TV StickやChromecastは、いずれも4K解像度に対応した上位モデルと、HDまでに対応したエントリーモデルの2種類がラインナップされています。エントリーモデルはいずれも実売価格が5000円を切るなど格安なのですが、なるべくであれば上位モデルを購入しておいたほうがよいでしょう。
というのも、上位モデルは高い解像度をスムーズに再生するためパフォーマンスに余裕があり、リモコン操作による動作も軽快だからです。ただしこれらの製品は、同等機能が標準搭載された最新のテレビに買い替えたら不要になることも多いので、次にテレビを買い替えるまでのつなぎと割り切るならば、エントリーモデルでも十分です。
いずれの製品も、キャンペーンやセールなどで大幅に値引きされていることが年間を通じてたびたびあるだけに、購入にあたってはそれらを見極めて、お得に購入したいものです。