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「男性には風俗があるけど、女性は不倫という選択肢しかない…」新時代の性の伝道師・クノタチホ(40)が語る“LGBT法”から“乳首を舐めてほしがる男”まで

「男性には風俗があるけど、女性は不倫という選択肢しかない…」新時代の性の伝道師・クノタチホ(40)が語る“LGBT法”から“乳首を舐めてほしがる男”まで

クノタチホさんインタビュー#2

note

ブログには他では言いづらい相談が次々と寄せられる

――本日は女性の姿ですが、いつも女装なさっているんでしょうか?

「現在は本当に半分ずつくらいです。女装をしている楽しさと、男に戻る時の解放感の両方を楽しむ豊かな生活です。男性に尽くされる喜びと女性に尽くす喜びをバランス良く楽しんでいます」

講演やパネルディスカッションに招かれることもしばしば

――ご自身の経験をブログでも披露されています。

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「ブログを書き始めたのは36歳になった2018年頃です。男性の気持ちも女性の気持ちもよく分かる立場になったため、これまでの恋愛経験に、心理学的な解説も交えながら、男女関係について文章を書いてきたんです。ほかの場所ではあまり言えない悩みを抱える女性からの相談が次々に寄せられるようになったので、それについて私なりにお答えするようになりました」

女性は不倫に走らざるをえないケースが多い

――「溺愛されるための3つのチカラとは??」「不倫をする資格のある女と無い女の違い」といった気になるテーマで執筆されています。

「これまでに1000回以上、女性の相談に乗ってきました。結婚や離婚、不倫や二股、三股などの相談です。セックスレスに悩んで離婚を考えている人。抑えられない性欲から、どうしても二股が辞められない人……。ブログは常に月100万PV(ページビュー)を超えています。それだけ性生活で悩みを抱える女性は多い。『不倫、二股はしちゃいけないよ』という従来の社会規範は分かっているんだけど、どうしても解消できない悩みを抱えている方が多いんですよね。

 

 例えば、結婚について社会的欲求と生理的欲求があると思うのですが、『体の相性がいい』という生理的欲求で結婚する人なんてそうはいないですよね。普通は相手の学歴、収入といった社会的欲求に引っ張られて結婚する。すると、生理的欲求が満たされず、セックスレスになったり、不倫に走ったりしてしまう」

――男性にも同様の悩みがある人も多そうですね。

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