(1)専門店「#FFFFFFT(シロティ)
稲田 最近、一番よく着ているのが、「#FFFFFFT(シロティ)」が作っている「シロティ_DNM」です。東京・千駄ヶ谷にある「シロティ」は、世界各国から選りすぐった累計400種類もの白Tシャツ専門店。そんな店の知見が生かされたオリジナルだけあって、完成度は群を抜きます。
コンセプトは「デニムのための白Tシャツ」。しっかりとした肉厚の生地は、アメリカンコットンの太番手の綿糸を通常の約2倍も使い、希少な旧式の吊り編み機でじっくり編み上げたもの。重厚感とふっくらとした風合いをあわせ持つ生地は、デニムと相思相愛。たとえるなら、白ご飯とみそ汁、ビールと枝豆くらい相性がいいんです。
細すぎず、かといって太すぎないシルエットのバランスも絶妙で、1枚で着てももちろん、Gジャンやシャツと重ね着したときのバランスもばっちり。
ネックにも注目してください。ネックは約3センチ幅の超肉厚バインダーネックになっていて、丈夫で伸びにくいだけでなく、デザインのアクセントにもなるんです。
デニムとの相性がいいだけでなく、着込むほどに格好よくなっていく点もデニムに通じるものがありますね。今年4月の発売以来、過去最高ペースで売れ続けているという人気商品です。
(2)英国の老舗ブランド「サンスペル」
体のラインをキレイに見せたいなら、英国の老舗ブランドであるサンスペルが作っている「リヴィエラ ミッドウェイト Tシャツ」が最強です。
じつはこれ、映画『007/カジノ・ロワイヤル』で、ダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドのためにデザインされたTシャツなんです。作品にも登場しますが、クレイグの肉体を際立たせるために、袖を短くしたり、身頃が絞られたり、体がシュッとして見えるようアレンジされています。