文春オンライン

「うちらの学年、特に女子がヤバかったよね」“北京五輪銀メダル”カーリングの幼馴染コンビが語る「黄金世代の条件」

ロコ・ソラーレ 鈴木夕湖・吉田知那美対談 #1

2023/07/21
note

“もぐもぐタイム”の元祖はROBINSだった

――どうぎんカーリングクラシック(※3)のYoutubeチャンネルにアップされている吉田選手とフォルティウス(当時は北海道銀行)の小野寺佳歩選手(※4)の対談では、ROBINSは“元祖もぐもぐタイム”を担ったお菓子箱をいつも持っていた、という情報もあります。

※3:2015年から札幌市のどうぎんカーリングスタジアムで開催されている大会で、シーズン開幕戦であることも多い。ロコ・ソラーレ(Fujisawa)は2017年大会で優勝している。今季は8月3日から開幕。

※4:1991年11月11日生まれ。フォルティウス所属。カーリング黄金世代の筋肉担当。ROBINSの一員で、吉田知那美とは北海道銀行フォルティウス(当時)のメンバーとして2014年のソチ五輪を共に戦っている。趣味は映画鑑賞。

ADVERTISEMENT

鈴木 懐かしい! 確かにあれが元祖だ。でも別にハーフタイムだけじゃなく、常に食べてた。ずーっと遠足状態。

北京五輪での“もぐもぐタイム”の捕食は梅干しや羊羹だった ©JMPA

――中身はどんなお菓子が入っていたのですか?

吉田 カントリーマアム!

鈴木 ばかうけ!

吉田 源氏パイも入ってた。

鈴木 あと、いちごの形のチョコレート。いちごつみ!

吉田 そうそうそう! 棒のついた3本入りのチョコレートね。

鈴木 知らないですか? あれを知らないのはヤバいよ。

北見市内のジムにて。オフの間も各自でトレーニング量は落とさなかった

1991年生まれの女子たちは「『高エネルギーの集合体』

――勉強不足ですいません。ROBINSのおふたりもそうですし、小野寺選手、藤澤五月選手、吉村紗也香選手(フォルティウス/※5)、石垣真央選手(※6)など、1991年生まれの同学年にはジュニア世代から多くのカーリング選手が活躍していて今も健在です。「黄金世代」とも呼ばれていますが、なぜその学年にカーラーが集中したのでしょうか?

※5:1992年1月30日生まれ。フォルティウス所属。カーリング黄金世代のクールビューティー担当。後述する石垣真央らとWINSというチームで活動し、高校時代から五輪トライアルに出場するなど10代から世界に挑んでいる。特技はレジ打ち。

※6:1991年11月26日生まれ。カーリング黄金世代の美白担当。所属している富士急カーリング部が休部となり、今季からクラブチーム「GRANDIR(グランディール)」を立ち上げ、再スタートを切った。趣味は神社巡り。

鈴木 何度か質問されたことはあるんですが、結論はよくわからないんですよね。でも、常呂中のうちらの学年の、特に女子がヤバかったということだけは判明しています。

吉田 中学の時の担任の先生が今は千歳市で先生をされているんですけれど、夕湖のバスケットボール部の顧問でもあって。