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吉田 今回、カーリング教室をできたことも嬉しかったんですけれど、南風原町の役場の方々や、サザンヒル(※7)とサザンヒルを運営しているエナジックさんが、これからもいろいろやりたいと言ってくれていたんです。町や大人が本気になって何かが始まりそうな感じってすごいワクワクするというか、とてもいいなと思いました。

※7:ボウリングやバッティングセンター、岩盤浴施設などが入った沖縄本島南部の一大レジャースポット。今年からアイスアリーナにカーリングのハウスを常設し、月一度のカーリング体験会を継続していく予定

鈴木 私も思った。

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「漫画のような激アツ展開が好き」と語る鈴木(右)は福本伸行作品の大ファン

馴染みの薄い地域で普及巡業ができたら…

吉田 最初は小さなきっかけなんですよね。常呂町でカーリングがはじまったのも小栗さんが「なんか面白そうだな」と本気になったのがきっかけですから、大人が本気になったら子どもの将来が広がる。それはすごい夢のあることで。

鈴木 本当に機会って大切だなと改めて感じました。今のカーラーはカーリングホールが地元とか近所にあるからカーリングをはじめた選手がほとんどですけれど、これまでカーリングをする環境がなかったところで競技に触れる機会が増えれば、より多くの地域でカーリングをするきっかけが増えるし、興味を持ってくれる人も町も増える。日本のカーリングの強化にも繋がると思う。

吉田 もちろん来年も沖縄でやりたいけれど、それに加えて四国と九州とか、まだカーリングに馴染みが薄い地域でもアイスリンクさえあれば、選手とアイスメーカーさんが行ってカーリングはできるので、そういう普及巡業ができたら面白いですよね。

鈴木 確かに。氷があればできちゃうもんね。個人的には10年とか20年とか経って「あの時、南風原の教室に参加してました」という選手に再会する、みたいな熱い展開を期待しています。

――余談ですが、沖縄名物を堪能する機会などもあったのですか?

吉田 沖縄そばは最高だったし、ポー玉、タコスも食べた!

鈴木 もずく! あれは優勝でしょう。あとはお弁当がおいしかった。

吉田 美味しかったね。豪華な沖縄詰め合わせ弁当みたいなの。ああやって郷土料理でもてなしてくれる気持ちがすごい嬉しかったです。

鈴木 私にしては珍しくお弁当の写真を撮りました。この中身汁をまた食べたい。来年も絶対行きたい。

今季で14シーズン目を迎えるロコ・ソラーレ

――そんなオフの話題もありつつ、先週はシーズンスタート会見がありました。妹チームのロコ・ステラと男子のロコ・ドラーゴも加わって、今でこそ3チームの大所帯ですが、本橋麻里選手と共に2010年のチーム立ち上げから鈴木選手はプレーしています。知那美選手は2014年の加入ということで、改めて本橋選手や鈴木選手、夕梨花選手への感謝が湧いたのではないですか?