鈴木 当時は鬼のように怖い先生だと思っていました。
吉田 その先生が昔も今も「お前らは『高エネルギー体』だ」とよく言うんですけれど、きっとそうなんでしょうね。とにかくエネルギーだけは満ち溢れていた。
鈴木 同級生はみんなそんな感じで、むしろ私なんておとなしいほうかと。
吉田 こうやって今も私と夕湖がずーっとしゃべってますけれど、同級生の女子はこんな感じ。高エネルギーの集合体。
――なかなか尖った学年ですね。今のロコ・ソラーレでもそういう感じはあるんですか?
吉田 まずロビンズに入ったゆりが、私たちに巻き込まれ続けた結果、聞く力が異常に高くなった。私たちのおかげですね。
鈴木 犠牲者とも言う。聖也さん(高田トレーナー)なんて基本的に、聞いているふりして聞いてないですからね。たまに「さっきの話、なんて言ってた?」ってチェックするけれど、答えられない。たぶん、頷いてればいいと思っているんでしょう。まあ、それでこちらとしても満足なんですけどね(笑)。
南の島にカーリングの第一歩を残したオフ
――このオフには沖縄県南風原町でのカーリング教室に参加したこともニュースになっていました。
鈴木 とても楽しかったです。旅としてもカーリング教室も。
吉田 楽しすぎて声がかれました。
鈴木 盛り上がったねー。沖縄の人も九州など西日本から参加してくれた人もいたんですけれど、みんなカーリングに詳しくて嬉しかったです。あとは沖縄の子ってポテンシャルが高いと思う。
吉田 それは感じた。私が担当したシートには小学生と中学生がいたのですが、みんな体の使い方が上手でした。
鈴木 沖縄ってスポーツやったらどれも強いじゃないですか。野球もサッカーもバスケットボールも。
吉田 ボクシングとかもそうだよね。確かにポテンシャルはある。夕湖のシートにポテンシャルありそうな子がいたよね。背も高くて。
鈴木 いた。上手で優しくて面倒見のいいカッコいい子だった。ああいう子たちが続けてくれる環境があればいいなと思います。