〈コースターに携帯番号を書いて渡していた〉
訴状にはB子さんがセブンなどの報道で2人の不倫を知り、ショックを受けた経緯などが詳細に記されている。「共通の知人を介した食事会」と報じられた2人の出会いについても、事実は異なるとして以下のように触れられていた。
〈被告が、Aがアルバイトをしていたバーを複数回訪れ、自らコースターに携帯番号を書いて渡していた〉
ただ、不倫報道をきっかけに一度は別居したものの、関係修復に向かった時期もあったという。そのことを示すのが、証拠として提出されたLINE。昨年6月14日、AさんがB子さんに送信したものだ。
〈「本当にこの約3ヶ月の間、一度もB子のこと考えなかった日はなかった。(略)7月からもう1度一緒に暮らしたいです」〉
こうして2人は7月3日から同居を再開。7月22日にはAさんの誕生日を夫婦で祝い、大阪に2泊3日の旅行に出かけた。夫婦は次第に日常を取り戻しつつあったが、そこに忍び寄るのが福原の影だった。
“ラブレター”は不貞の証拠書類に
同居再開から約1カ月後の同年8月4日。B子さんは、Aさんのリュックサックから福原が彼に手渡した“ラブレター”を発見するのだ。ペンギン柄の便箋4枚に丸みを帯びた文字がぎっしりと並んでいた。実は、この“ラブレター”も不貞の証拠書類として裁判所には提出されている。
〈Aがいなかったら、絶対ここまで辿りつけなかったと思う。いつも甘えてばかりでごめんね(略)Aの笑った顔が大好きな愛より〉
以降、Aさんは自宅を出ていき、約3カ月後、夫婦生活は終わりを告げた。程なく福原とAさんの豪邸生活が始まったのだった。訴状はこう締め括られている。