7月26日、元卓球台湾代表の江宏傑(34)が外国人特派員協会で記者会見を開いた。

「福原さんには、裁判所の結果に従ってほしい」

 そう訴えて明かしたのは、7月20日付で東京家庭裁判所から福原に長男を江に引き渡すよう保全命令が出ている事実だった。

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 福原と江は昨年8月以降、子ども2人の親権と引き渡しを巡る審判で骨肉の争いを演じていた。だが、裁判所が結果を下した今もなお、福原は“長男連れ去り”の状態を続けている。2021年7月に離婚した福原と江。2人の破局を決定的にしたのが、福原の“W不倫”だった。相手の男性Aさんとの間で一体、何があったのか。「週刊文春」がW不倫を報じた記事の全文を公開する。(初出:週刊文春 2021年12月30日・2022年1月6日号 年齢・肩書きは掲載当時のまま)

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 夫のモラハラに苦しむ福原に「僕に彼女はいない」と近づいた年下男。不倫デートを報じられた後、既婚者だと知った福原は絶句した。離婚した福原は子供を台湾に残して新たな一歩を踏み出すが、新居には再びあの男の姿が。

 師走で賑わう都心の駅前に、1台の純白のワンボックスカーが滑り込んだ。運転席から颯爽と降り立った黒のキャップ姿の長身男性は、駆け足で道路を渡り、マクドナルドに向かう。ドリンクなど二人分をテイクアウトすると、また急いで車に戻った。

12月11日、Aさんの運転する車でマクドナルドに ©文藝春秋

後ろからぎゅっと抱きしめ…

 その間、わずか5分ほど。急いでいたのは、駐車禁止場所に車を停めているからではない。男性の帰りを待ちわびるように、後部座席からひょっこりと顔を覗かせる女性がいたからだ。

 彼が座っていた温もりが残る運転席を、後ろからぎゅっと抱きしめているのは卓球元日本代表の福原愛(33)である。

 そして男性は――。

 “泣き虫愛ちゃん”、卓球日本代表、五輪で2大会連続のメダル、イケメン選手との結婚、出産……。

 日本人なら誰もが知る人気者だった福原のイメージが一変したのは、21年春のことだった。

 3月4日発売号から2週にわたり「女性セブン」がエリート会社員・Aさん(28)との2泊3日“里帰り不倫”を報じたのだ。

 横浜中華街でデートをして高級ホテルに宿泊。翌日には福原の所有する都内の一軒家に招き入れた様子が写真とともに掲載された。