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能登半島の沖合にポツンと浮かぶ謎のイカダ…上陸して釣りをしてみると“ダイソー竿”をぶち曲げる“デカすぎるアジ”が釣れた!

能登半島の沖合にポツンと浮かぶ謎のイカダ…上陸して釣りをしてみると“ダイソー竿”をぶち曲げる“デカすぎるアジ”が釣れた!

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お祭り状態から一変して10時間の苦行に…

 筏に乗り込んだ際に船長から「朝マヅメ後は良くてもポツポツしか釣れない」と聞いていたので覚悟はしていたが、6時以降は10時間もアタリがない苦行が続いた。地元の釣り師は、この事態を予見していたためか、お昼の便で帰港している。

 ただでさえ長い時間だが精神的な辛さから体感時間は3倍近くに感じられた。その間もアジの回遊を信じてひたすらコマセを撒き続け、1時間に1匹でもその“ポツ”を拾うことができればと考えたが甘かった……。

 しかし座して死ぬわけにはいかない。筏釣りでアジやクロダイ以外に釣果が期待できるカワハギにターゲットを切り替えた。筏釣りではクロダイのダンゴ釣りやアジのサビキ釣りで連日海底に餌(コマセ)が投入されているため、カワハギが定着していることが多いのだ。

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 胴突き仕掛けに生のむきあさりを付けて投入するとワッペンサイズと呼ばれる小型のカワハギがあっさり釣れた。

カワハギは裏切らない

 一度アタリが出始めれば周囲のカワハギも寄ってきて連発するので、間を開けず釣り続けた方が数が狙える。今回大型のカワハギは釣れなかったが、筏釣りでは全国的に大型カワハギの釣果が期待できるので仕掛け一式は準備しておきたいところだ。