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井端氏は就任に「色気を出している」と見られていた

 工藤氏の名前が挙がるのにはもう一つ理由がある。

「WBCの東京ラウンドを共催している読売新聞グループの、巨人の選手だったことが大きい。過去5回のWBC監督は王貞治氏、原辰徳氏、小久保裕紀氏と、3名が巨人経験者。栗山監督就任の際にも、候補に挙がっていた。ソフトバンク監督時代は首脳陣はほぼ球団が連れてきており、人脈に乏しいのが唯一のネック」(テレビ局関係者)

工藤氏はWBC中も解説で活躍 ©時事通信社

 そして大穴と見られるのが井端弘和氏だ。17年からトップチームの内野守備走塁コーチを担当し、昨夏のU-12代表を指揮してもいた。巨人OBでもあり、就任に「色気を出している」(球界関係者)と見られているのだ。

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「評論家としては冷静に話す印象ですが、実は野心家。一昨年、現役時代にお世話になった中日・立浪和義監督から入閣要請を受けるもこれを拒否した。周りには『今ユニフォームを着たら監督の目が無くなる』と漏らしていた」(同前)

WBCでも解説をしていた井端氏(井端氏のツイッターより)

 妻は元テレビ朝日アナの河野明子氏(44)。自らの売り込みにも積極的で、

「東京五輪の真っ最中にはNHK Eテレ『おとうさんといっしょ』に“ひろかずとうさん”として2児と一緒に出演。中日OBからは『やり過ぎでしょ』との声も出ていた」(同前)

 11月に「アジアプロ野球チャンピオンシップ」が控える侍ジャパン。早ければ夏には監督が決まる。