顔つきは古きよきダイバーズですが、機能面は最先端。独自開発の表面硬化技術・デュラテクトDLCを施したスーパーチタニウムによって、耐傷性や防錆性が高められています。特にスーパーチタニウムはステンレスに比べて40%ほど軽量なため、初めて着けたら、その軽さにびっくりするのではないでしょうか? ほかにも耐磁性能が強化された第2種耐磁やISO規格に準拠した200ⅿ潜水防水など、シチズンの技術力を実感できるハイスペックモデルです。
青×シルバーや黒×シルバーもありますが、個人的には今年6月に登場したこのカラーがおすすめ。ケースから文字板、バンドも黒で統一された精悍なダイバーズウォッチが着こなしの印象をビシッと引き締めてくれるでしょう。
5万円以下の名品も!
(3)オリエント「クラシック RN-AK0702Y」(3万8500円)
関口 逆に5万円以下でも抜群に高見えするオンオフ兼用腕時計があります。たとえば、1950年に日本で誕生した時計メーカーによる国産ブランド、オリエントの「RN-AK0702Y」です。
海外の時計愛好家たちの間でも高い人気を誇る名機「バンビーノ」の系譜を継ぐこのモデルは、アイボリーカラーの文字板とローマ字のインデックスが上品なイメージを演出します。実用性も高く、日付と曜日を表示するサブダイアルに加え、40時間駆動する機械式ムーブメントが搭載されています。この見た目、品質の機械式時計が3万円台とは、思わずプライスタグを二度見してしまうはず。
スーツやジャケットにぴったりの上品な顔つきですが、レザーバンドをスポーティなナイロンバンドなんかにカスタムすれば、カジュアルスタイルにもマッチするでしょう。お手頃価格のドレスウォッチや使えるセカンドウォッチをお探しの方にもおすすめの名作です。
ジーンズに合わせてもシブい腕時計
(4)セイコー「キングセイコー SDKS003」(22万円)
関口 最後に20万円台の機械式腕時計です。1961年、当時のセイコーの生産拠点のひとつであった東京・亀戸の第二精工舎のもと、デビューした「キングセイコー」。70年代にいったん生産が休止されたこともあり、長らく“知る人ぞ知る名作”だったのですが、近年、復刻モデルがリリースされ、にわかに注目を集めています。