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 さらにヘリ空母機能を有する「ひゅうが」型「いずも」型護衛艦を近海に展開できれば東シナ海上に水陸両用戦闘集団の基地ができるようになるのである。これは中国にとってもやばいはずである。

 今回の航空祭は焼きそばやバーベキューの屋台、Tシャツやスコードロン・キャップやパッチを販売する出店が立ち並びキッズダンスやチアダンスも加わりお祭色が強いがただの見世物ではない。編隊飛行や訓練展示を通じ日頃の訓練の成果を直に見せることにより地域住民はじめ国民に自衛隊への理解を深めてもらう目的もあるのである。それは中国はじめ、日本の領土、海を食い物にしようとする侵略国家のスパイにとっても絶好の機会だったはずである。

©宮嶋茂樹

不肖・宮嶋がもし中国に行ったら…

 好天にも恵まれたこの日、航空祭に訪れたのは約3万1000人、その中には外国のスパイもおれば、テロリストもまぎれていただろう。だが自衛隊も野放しにしているわけやない。3万1000人の中の「危険人物」から「なにかやらかしそうな人物」も気づかれんように監視していたはずである。そんなことも百も承知で来るものを拒まず、3万1000人を受け入れていたのである。

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 なんちゅうても我が国には世界の独立国のほとんどすべての国にあり、それが極刑にあたる「スパイ防止法」すらない。対する中国は最近「スパイ防止法」を強化したばかり、濡れ衣を着せられ逮捕される邦人はあとをたたず、そのほとんどは裁判すら開かれず、帰国するメドさえ立っていない。

 不肖・宮嶋が中国で開かれる航空祭にもし出かけたら二度と帰ってこれないのも間違いないやろな。

撮影 宮嶋茂樹

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