【3位 天空の城ラピュタ(1986年公開 監督・脚本:宮﨑駿)733点】
ある日、空から降ってきた不思議な少女・シータを助けた見習い機械工の少年パズー。シータが身に着けていた浮力を持つ鉱石「飛行石」を手に入れようと、政府機関や海賊たちが迫ってくる。バズーとシータは飛行石をめぐる陰謀に巻き込まれ、やがて、かつて地上を支配したという伝説の島「ラピュタ帝国」にいざなわれてゆく。
◆
本作の主人公・パズーとヒロインのシータが劇中終盤で唱える破滅の言葉「バルス」は、地上波放送時には必ずSNSで話題に。悪役として登場するムスカも本作の人気キャラクターだ。
◆
「空にお城が浮いていたり、巨神兵がいたり、飛行石があったりとめちゃくちゃワクワクする展開が大好きです」(28歳・女性)
「何年経っても色褪せないファンタジーの世界観とキャラクターの魅力。手書きで制作されたとは思えないクオリティで、後世に残すべき! 多くの人に観て欲しい名作」(30歳・女性)
「小学生のころ何回も見ていました」(44歳・男性)
「何度観ても面白く、色褪せない名作。『40秒で支度しな』『人がゴミのようだ』『バルス』『目がぁ』など、たいていのセリフは覚えています。ハラハラドキドキ、胸キュンあり、ユーモアもありと、アニメ映画の良いところがすべて盛り込まれている。そのうえ、最後はじんわり温かい気持ちになれる。単純に面白さで選ぶなら『ラピュタ』で決まり」(59歳・男性)
「浮遊感あふれる映像と前向きなパズー、健気なシータの二人の主人公が印象的で何度見ても楽しめます。主題歌も良くて、いまだに口ずさんでしまいます」(49歳・女性)
〈読者が選ぶ印象的なシーン〉
「中盤のシータの奪還でロボット兵がシータを守ろうとして破壊されるまでの部分が秀逸。『私の若い頃にそっくりだよ』と言い切るドーラが好きです」(59歳・男性)
「空から落ちてきたシータをパズーが受けとめるシーン。ロマンチックにふわっと受け止めるのかなと思いきや、それなりの重さを抱えるのに大変そうなパズーに笑いました(笑)。コメディとシリアスのバランスがいいです」(28歳・女性)