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店前には「蕎麦屋のお弁当」ののぼりが揺れている。ランチセットの黒板をみると、「季節の蕎麦、ミニ丼、デザート」(900円)などと書いてある。他の黒板には「殿町プリン」などのメニューが並ぶ。確かに外観はそば屋っぽくはない。シックな洋菓子店のような雰囲気である。入店すると店主の瀬戸年晴さん(44歳)と奥様のめぐみさんがにこやかに迎えてくれた。
店内はカウンター越しに製作工房エリアが広がり、高級な製麺機やオーブンなどが並んでいる。左側に小さな3人掛けのカウンターがあり、そこでちょっと食べることができる。右側にはプリンなどスイーツのショーケースが置いてある。
到着したのは午後2時過ぎ。昼の対応がひと段落していたので、いろいろ話を訊きたいのだが、その前にまずはそばとスイーツを食べることにした。店内の黒板にはそばのメニューがたくさんある。そばは十割そばのみ提供していて、そば粉は国産のみを使用している。
そばを使ったスイーツも豊富
スイーツのメニューもなかなか豊富だ。プリン、ブリュレは瀬戸店主、焼菓子は奥様のめぐみさんの担当である。プリンは香りのよい国産そば茶を使ったもので、プレーンのもの以外に季節によって、かぼちゃ、いちじく、黒ごまなどが並ぶ。他にもパウンドケーキやチーズケーキ、クッキーなども揃う。
十割そばの天ぷらせいろを注文
今日は十割そばがあるということなので「天ぷらせいろ(海老天)」と「殿町プリン(そば茶仕立て)」を注文した。すると打ち立ての十割そばをみせてくれた。