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キャラクターが『ジョジョ』の「スタンド」のように側にいてくれる感覚
それらの作品に付随するイベントは、もちろん顔出し出演。アニメDVD発売記念のトークショーだったり、新作ゲームの告知ライブだったりしましたが、私たちが登壇すると観客の皆が予想を上回る歓声で迎えてくれました。『ふたご姫』の時と違って、キャラクターではなく私たち声優の登場に沸いてくれるのです。みんなの喜ぶ顔がより間近に見られるんだから、そりゃあうれしいです。
私はガタイがよくて、こんななりだけど、客席の皆は私が演じている美少女キャラクターを脳内でオーバーラップさせて見てくれている様子でした。たとえるなら、私のキャラクターが「スタンド」のように側にいてくれる感じです。この『ジョジョの奇妙な冒険』的なたとえ、伝わりますか? 業界では常識的に使えるものですが、私が毒されているならすみません。
声優が登壇するイベントは、キャラクターを好きでいてくれる人たちが、キャストとキャラクターを少しだけ同化させて、補完して見てくれる。キャラクターに会っている気分にもなってくれる、といった感じでした。こういうのが、声優タレント活動の醍醐味なのかなと思いました。
私は元気です 病める時も健やかなる時も腐る時もイキる時も泣いた時も病める時も。
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