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雛形あきこに“嫉妬”して芸能界入り、アイドル活動がツラすぎて“うつ病”に…「歌番組で声が出なくなった」元グラドル・川村ひかる(44)のブレイク前夜

川村ひかるさんインタビュー #1

2023/12/09
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――そこからどうやってグラビアで人気を獲得したんですか。

川村 TBSの深夜番組『ワンダフル』という番組が大きかったです。その番組は生放送で、番組内でキュー振りガールがあったんです。水着でポーズをとって5秒くらい映って、CMに行く。それに出演してました。

 そして、その5秒をたまたま見ていた「ヤングジャンプ」の編集者の方がTBSに電話して「この子誰?」と問い合わせてくれて、そこから「ヤングジャンプ」に出られるようになったんです。

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 初めはほかのグラドル5人と一緒に出演してという感じでしたけど、そこから中面のグラビア、表紙、そして写真集を出させていただいて、と地道に積み上げて積み上げてでした。当時は月給20万円くらい。ただ、グラドルとしてピンで活動したかったのに、3人組のアイドルグループを組むことになって……。

「超際どいコスプレ」を着たアイドルグループでの活動に悩む

――「サウスポー」ですね。懐かしい。

川村 そうです。3人中2人が左利きだから「サウスポー」っていう(笑)。プレイステーションの「ドキドキプリティリーグ」というゲームのイメージガールだったんですけど、超際どいコスプレを着るんですよ。

 女子野球部のユニフォームをイメージしているのに、下着が見えちゃうくらいのショートパンツで、屈んであいさつをするとお尻が丸見えになるくらい。上も胸元がすごく開いていて谷間が見える。

 私はグラビアアイドルとして雑誌の表紙になりたい夢があるのに、なんでコスプレをやっているんだろうと、もうサウスポーでの活動がだんだんと苦しくなってきてしまいました。

 

 いろんな新聞社さんにそのユニフォームで営業にも行ったんですが、その格好のまま電車に乗って移動。一応ベンチコートを上から羽織ってるんですけど、その下は超際どいユニフォーム。屈辱感がありました。

 でも事務所に対しても嫌だとはいえないですし、ほかの2人のメンバーにとってはすごく大事な仕事ともわかっていたので。

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