〈あらすじ〉

 ウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)は亡き母との約束、「世界一のチョコレート店を作る」という夢を叶えるために、チョコレートの町にやってきた。彼が作る魔法のチョコは、瞬く間に評判に。しかし、それを妬んだ町のチョコレート組合3人組に目をつけられてしまう。強欲な宿の主人(オリヴィア・コールマン)や小さな紳士ウンパルンパ(ヒュー・グラント)にもひどい目にあわされる。数多の逆境の中、ウォンカは仲間と力を合わせてチョコを売り続け、いよいよ夢を叶えるが……。

〈解説〉

『チャーリーとチョコレート工場』でジョニー・デップが演じたキャラクターが、いかにして工場を作ったかを、歌と踊りをちりばめて描くファンタジー。『パディントン』シリーズのポール・キング監督・脚本。116分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆ティモシー・シャラメの美少年ぶり(20代後半だが)。ファンタジーの世界にスンナリと。苦手なジャンルだが、楽しめた。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆話には惹かれないが、P・キング特有の丸みを帯びた笑いで嫌味なく見せる。H・グラントの居直った遊び心が楽しい付録。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆映像の美しさと物語の楽しさにどっぷり浸った。前作とは大違いの、闇も毒も薄く甘くとろける展開。シャラメの魔力?

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆アクの強さは程々に、ディケンズ的な英国の王道に寄った良さ。『パディントン』を撮った監督の気風が伸びやかに出た。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆ダークな背景に夢心地なチョコレート、アトキンソンの面白味、シャラメ適任なミュージカル映画。ウンパルンパは嫌。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(米)
12月8日(金)より丸の内ピカデリーほか全国公開
https://wwws.warnerbros.co.jp/wonka/index.html