〈あらすじ〉
18世紀末、フランス革命により社会が混乱する中で、若き軍人ナポレオン・ボナパルト（ホアキン・フェニックス）は、数々の武勲を立てて出世していく。ところが、愛する妻ジョゼフィーヌ（ヴァネッサ・カービー）が、夫の遠征中に別の男と関係を持ったことで、夫婦の関係はこじれていく。
やがてナポレオンはクーデターを成功させ、政府の最高権力者である第一統領をへて皇帝となり、ジョゼフィーヌは皇后に。しかし、2人の心は満たされないままだった。そしてナポレオンは戦争にのめり込み、凄惨な侵略と征服を繰り返すようになる。
〈解説〉
『ハウス・オブ・グッチ』に続く、リドリー・スコット監督作。フランスの〈英雄〉ナポレオンの人物像を新たな解釈で描く、歴史スペクタクル作品。158分。
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中野翠（コラムニスト）
★★★★☆J・フェニックス、イジケ顔が妙に役柄にはまっている。ジョゼフィーヌ役の女優も。戦場場面、疾駆する馬たちの迫力。
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芝山幹郎（翻訳家）
★★★☆☆監督の体質のせいか、狂気や魔性の描き方が単調すぎる。J・フェニックスでさえも「重厚長大」の枠は突き破れないのか。
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斎藤綾子（作家）
★★★☆☆ナポレオンの内面をジョゼフィーヌへの執着からどう描くか期待し過ぎてがっかり。殺戮者は殺されない大真面目な大作。
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森直人（映画評論家）
★★★☆☆味そのものは濃厚なのにガツンと来ないまま進む。人物描写に厚みが足らない。ディレクターズカット版こそが真価か。
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洞口依子（女優）
★★★★★デビュー作から思うと85歳の監督の意地と重なるナポレオン。戦闘場面に痺れ、戦争で包んだ恋愛も騎士道ゆえの狂気。
- もう最高！ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ！★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
ナポレオン（米）
全国公開中
https://www.napoleon-movie.jp/
