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話をおしゃれに戻すと、理事の仕事で日大に行くときは、よくこのゼニアのスーツを着て行きます。仕立てのよいスーツですから、今着てもぜんぜん古くは見えません。

数十万円したスーツですが、20年たっても着られるのですから、おしゃれが好きな人なら、そんなにべらぼうに高い値段とは言えないのではないでしょうか。

「あの爺さん、かっこいいな」と思ってもらえるか

よいスーツを着ると、まわりの見る目も違ってきます。

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今、まだ働いている人は、どこでスーツを買っていますか? 駅前の激安紳士服の店で揃えますか、それともブランドショップで仕立ててもらいますか?

最近は不景気が続き、人々の目も肥えていないので、そうではないかもしれませんが、激安紳士服の店のスーツでは、ビジネスの世界では見下す人もいるでしょう。

みんながゼニアを着る必要はありませんが、もうちょっと手を出しやすいブルックス・ブラザーズなどのブランドにするとか、自分が着るものをもうちょっとおしゃれにしてみようという気持ちはとても大事です。

おしゃれをするだけで、気分も「アガる」でしょう。

さすがにブランドのスーツは金額的に難しいというのであれば、ネクタイだけエルメスやシャネルなどの高級ブランドにしてみるのもよいと思います。

リタイアした人も同じです。サラリーマンの仕事着ではなくて、おしゃれのためにスーツを着るのであれば、激安紳士服店のスーツでは意味がありません。

よいスーツを着て、よいネクタイを締めて、帽子が似合うならよい帽子をかぶって、街に出かけてみてはいかがでしょう。

きっと街を歩く人も、「あの爺さん、かっこいいな」と思うはずです。

男性も着物を着たらおしゃれに見える

会社をやめたのに、今さらスーツは? と思っているなら、着物(和服)を着てみるという手もあります。

林真理子さんは、着物が似合う方ですが、私も林さんに誘われて、有名な呉服屋さんで着物を2着ほどつくりました。