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ジーンズ「洗う・洗わない論争」に再び盛り上がり リーバイスCEOが実践する「どうしても洗濯したいとき」の洗い方

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genre : ライフ, ライフスタイル, 企業

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米CNBCは、意図してジーンズを洗わないデニムファンは多い、と紹介。形や色が保たれ、長く愛用できるメリットを挙げている。バーグ氏も記事のなかで、「真のデニム・ヘッド、すなわちデニムを本当に愛している人たちは、デニムを洗濯機に入れることはないと言うでしょう。私もそうしています」と述べている。

ちなみに、かつては冷凍庫で凍らせてから洗うとバクテリアが死んでニオイがなくなるとの俗説があったが、バーグ氏はCNNの番組中、これには意味がないと否定的な見解を示している。

凍らせる滅菌法については、他の専門家たちも否定的な立場だ。ガーディアン紙によると、この方法の有効性を裏付ける証拠はなく、科学者たちも家庭用冷凍庫では細菌は死滅しないと繰り返し指摘しているという。

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ニオイや汚れが気になる時は…リーバイスCEOの予想外の回答

リーバイスのCEOがほとんどジーンズを洗濯していないとはいえ、ニオイや汚れは気になることがある。どうしてもジーンズを手入れしたい場合はどうするのか。

今年10月のCNBCの番組でバーグ氏は、まずは部分汚れへの対応を明かした。

「たとえばジーンズにカレーを落としたら、私もケアはします。ただし、その部分だけをピンポイントで洗うんです」

では、何度か着用するうちに全体の汚れが気になったときは、どうするのだろうか。

「汗をかいたりして本当に不快な状態になったら、シャワーで洗います」

番組の司会女性が「シャワーで洗う?」と怪訝な表情を浮かべると、バーグ氏は「ええ」と事もなげに頷く。「シャワーに飛び込んで、濡らしていくんです」

CNBCは、着用したままシャワーを浴びることを意味している、と補足している。記事は次のように続く。「これはすなわち、シャワー中にもジーンズをはきつづけ、身体を洗うのと同じように(ジーンズの上から)石鹸を広げることを意味する」

もっともCNBCは、アメリカの家庭で一般的な習慣とは異なるとも述べており、やや風変わりな選択法ではあるとのスタンスだ。