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《大乱闘!》「結婚式、クソ喰らえでございます」女子アナにタックルしたことも…とにかく「予定調和を嫌う」若かりし頃のタモリ(78)の暴挙

《大乱闘!》「結婚式、クソ喰らえでございます」女子アナにタックルしたことも…とにかく「予定調和を嫌う」若かりし頃のタモリ(78)の暴挙

『タモリ学』より #1

2023/12/24
note

 そんなシュールな光景を、司会の川端健嗣アナは困惑しながら実況していた。

「船長のタックルが、今日は続いております!」

2023年には滝川クリステルへのタックルが発覚

 実は『27時間テレビ』に先立つこと1年前の2011年7月7日、千野アナをゲストに迎えた「テレフォンショッキング」でも、この件は触れられていた。先のVTRではカットされていたが、タモリは披露宴で他にも暴挙を働いていたのだ。

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 梅津に子どもができたということを聞いた千野が「天使が舞い降りてきました」と発言したことに憤然、思わずパンを投げつけたという。

 そして千野が「おめでとう、しあわせに」と口にすると、タモリはもう止まらない。「こんな偽善的な女は見たことがない」と自然と身体が動き出し、千野にタックル。映像では取り押さえられていたが、カットされていた部分では「和服着た女があんなにきれいに転ぶ姿は誰も見たことがない」と自画自賛するほど、見事なテイクダウンを奪っていた。

 

2023年には関根勤さんのYouTubeによって、滝川クリステルさんにタックルしていたことも発覚 ©文藝春秋

 タモリはかつて、「ちゃんとしたことに対する嫌悪感があるのかもしれませんね」と語っている(「タモリ先生の午後。2008」『ほぼ日刊イトイ新聞』2008年)。

 それは結婚式に限らない。たとえば何十年かぶりに開催されたクラス会でのこと。

 自己紹介の時にきちんと立ち上がって、ものすごくまともに挨拶した人を、なんだか嫌いになったというのだ。

 そして件の披露宴、この乱闘事件に対してダウンタウンから謝罪を要求されたタモリは、きっぱりと言い放った。

「わたくしは、謝る気はさらさらありません」

タモリ学 (文庫ぎんが堂)

タモリ学 (文庫ぎんが堂)

戸部田誠(てれびのスキマ)

イースト・プレス

2022年2月10日 発売

《大乱闘!》「結婚式、クソ喰らえでございます」女子アナにタックルしたことも…とにかく「予定調和を嫌う」若かりし頃のタモリ(78)の暴挙

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